四年から見て


四年生のみなさん、い組の鷲野龍之介をどう思いますか?


「龍之介はいいやつだよな。初めて会ったときは変なやつだと思ってたけど、
たまに会計委員の仕事手伝ってくれるし、僕のこと励ましてくれたし」


「たしかに三木エ門が一年のとき喧嘩しにいったのにはビックリしたけど」


「あれは喧嘩じゃないけどな、僕が気に入らなかっただけだし。
喜八郎は龍之介と仲いいよな」


「うん。龍之介はかっこいいよね。私のこと気にかけてくれるし」


「それはアホ八郎がイケないんだろう!
毎回毎回私や龍之介に迷惑かけるから気にしてるんだぞ!」


「えー?迷惑なんかけてないと思うんだけど」


「どの口がいうんだ!」


「楽しそうだね〜、皆」


「あ、タカ丸さん。龍之介についてどう思うか話してるんです」


「龍之介君かぁ。髪の毛綺麗だよね、サラッサラで。
少し癖っ毛だけど全然痛んでないし。
気が利くし、お嫁さんにいけそうな子だよね。男の子だけど」


「鉢屋先輩をものともしないあの性格にはビックリしますけどね。
喜八郎ほどじゃないけどマイペース的な」


「突然現れたりすることだってあるしな」


「こんな風に?」


「あ、龍之介」


「「ビックリするからやめてくれ」」


「龍之介君、それ何?」


「饅頭です。いります?」


「うん」


「私にも頂戴」


「皆の分あるから」






要約すると優しくて気が利いて癖っ毛でちょっとマイペースで
神出鬼没だったりするけど立派な四年生の仲間なんだよってこと。


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