二年生のみなさん、四年い組の鷲野龍之介についてどう思いますかね?
「龍之介先輩ですか〜?とっても優しいですよ?ねぇ久作」
「そんなこと俺に聞くなよ!
ちょっと無口な先輩で、たまにですけど意地悪してきますけどね!
ま、勉強教えてくれるから多目にみてあげてますけどね!」
「綾部先輩と仲がいいなら注意してくれればいいのに!
しかもケガしても自分で治すし!応急処置だけだど化膿するかも知れないのに!
まぁ、穴に落ちた時に助けてくれるのはありがたいですけど・・・」
「やっぱり優しい所あるよな・・・」
「うわ!あの三郎次がデレた!」
「な、デレて悪いか!あの人、俺のかや」
「おい、お前らどうした?集まって」
「あ、土井先生!何でもないですよ!」
「そうか?ならいいんだが・・・。あ、そうだ。
三郎次、火薬庫の中の火薬が一つ減っていてな。
使用届もでていないし・・・知らないか?」
「え、知りませんよ!」
「わかった。もし何か知ったら教えてくれ!」
「はい!では」
「・・・なんとなくわかった気がする」
「三郎次が爆発させちゃったの〜?」
「何だよ四郎兵衛!しょ、しょうがないだろ!
間違えたんだから!」
「だから龍之介先輩に・・・」
「も、もうそれ以上いうなよ!終わったことなんだし!」
要約すると皆、好きなんだよってこと。
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