目の前は真っ暗。これは夢ではなく現実でおきているとは
わかっているのだがどうも安心できない。
次第に闇は消える。黒煙がいたるところから上がっている。
私の前にあるのは火薬がたくさんある倉庫。硝煙なんちゃらだとか。
たまたま通りかかったところ急に爆発した。
「ゲホゲホっ」
どこからかせき込む声が聞こえ少し近づいてみる。
そうすると最近よく会う一年生だった。
「・・・大丈夫?」
最近一年に向ける第一声がこればっかりだな。と思いつつ。
私が巻き込んでいるのか、一年が巻き込んでいるのか。
「だ、誰だ!」
これはまた威勢のいい。
「・・・鷲野」
「三年生・・・」
「・・・何があった?」
「・・・間違えて点火しちゃって・・・。
あ、あの!このこと誰にも言わないでくれませんか!?」
「・・・どうして?」
「それは・・・」
この子はプライドが強いのか・・・
「・・・わかった。言わない、だから
先生には君からいいなよ」
「あ、ありがとうございます・・・」
この学年はツンデレが多いのか?
子供って可愛いよね。
今思うんだけど転生前の年齢+今の年齢だと来年で40なんだよね
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