あーあ。どうしよう。
勘が当たっちゃった。


「先輩、先あがりますね?」


「・・・一人なのにすまなかった」


「いえ、別に」


時葉零、彼改め彼女は


女だった


風呂にはいってみたら一人入浴中の時葉を発見。
彼女は湯につかってた。


「・・・風呂?」


と話しかけてみると
ビックリしてこちらをみてきた。


「鷲野先輩?」


「・・・そうだよ。湯煙がすごいね。
時葉の顔もみえないよ」


そういうとすごく安心した顔をしていた。


女とわかった分やはり体に目がいく。


しなやかな体に少しふくらみのある胸。


11歳に相当するやはり女らしい体だった。


時葉零がでていき体を洗っていると、


いいなぁ。


そんな思考が渦巻く。
私も女だったらよかったのに。
やはり妬ましい気持ちはあるのだろう。
自分を客観視できる冷静さに心の中で少し嘲笑した。


あとで大川さんに聞かないとな


確信をもてなかったから言いにいけなかったが
見てしまったものはしょうがない。


一人で思いふけっていると風呂場に五人ほど。
鉢屋先輩の気配が混じった集団が近づいているので
出る準備をした。


「龍之介じゃないか。今上がったのか」


「・・・はい。今はだれもいないですよ」


「そうか、ラッキー」


なんて言いながら入っていく鉢屋先輩とその他の
人たちに背を向け、歩き出した。


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