「三年になると、忍びとして戦場への視察なども含め
外に出ることが多くなる。いいか?絶対に巻き込まれるな?
四年に上がる前に死ぬこともなく全員がこの場にそろうこと!
これは三年の間に守る規則と思え!以上だ。授業は明日から。
明日の授業は実技!さっそく戦場視察だ」
戦場・・・ねぇ。
昔の書物には戦車なんて存在してなかったらしいし
今の武器を見る限りこの時代の戦争はつまらなそうだ。
「どんな戦なのだろうか?まぁ私の実力からして〜グダグダ」
滝夜叉丸も相変わらずだなぁ。
戦場で人を殺すのだろうか?いや、視察だししないのか?
そういや喜八郎がいないな。
「滝夜叉丸、喜八郎は?」
「ん?あぁ、龍之介か。あのバカはまた穴掘りだ。
授業もでずに!せっかく起こしてやったというのに」
「そう、ありがと」
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「・・・何してんの?」
「罠」
短く答える喜八郎は穴の中に何か取りつけていた
「何それ」
「針。一応試すために先を丸く」
「試す?」
「保健委員」
あぁ、確か不運でどうとかの。
喜八郎は主語なくてもわかってくれるから嬉しい
「ほかにも仕掛けてるよ。ターコちゃん16号と
トシちゃん7号」
あっちにもあったタコ壺はそれだったのか。
とおもった時
「ギャァァァァァアアア」
変な悲鳴が聞こえてきた
「掛った」
「私もいっていい?」
「いいよ」
誰が引っかかった?
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