「よーし。今日からお前らは一学年上の二年生だ。
明日には一年生も入ってくるし、先輩としていろんなことを教えてやれよ」


もう、そんな時期か。周りの人間が濃すぎて、時がこんなにたっているとは
思いもしなかった。


誠・・・。夢が本当なら、あの言葉が本当なら。
早く、早く、早く!私のところへ。


・・・ただ気がかりなことが一つ。
それは、今私は男、龍之介であるということ。


彼は私を見つけられるだろうか。
それに会ったとして、女ではない私を受け入れてくれるのだろうか。


あぁ、誠。早く会いたい。





待ち焦がれる私は無様?


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