追記
そういうわけで兵助に付き合ってその豆腐屋付近を聞きこんだ俺たち。
そうするとある城が浮かび上がってきた。
「ドクタケかよ」
「また馬鹿やってんじゃないのかあの城」
「兵助、乗り込むの?」
「当たり前じゃないか。豆腐の為なら軽い!」
「コイツは本当に豆腐馬鹿なんだな」
「ある意味病気でしょ」
「確かに。それにしてもどうやるんだよ」
「真正面から」
「ついにトチ狂ったか!戻れ、戻るんだ兵助!」
「何をいってる八。真正面から行かずどうやっていくのだ!」
「お前は忍びやめろ!」
「あ、先輩たちじゃないですか!何してるんですか?」
「一年は組の皆本金吾じゃないか。どこにいくんだ」
「ちょっとどくたまに用事があるんです」
「どくたま?じゃあドクタケ城にいくんだよな?」
「え?まぁそうですけど・・・」
「ついていっていいか?」
「いいですけど・・・何か用事でも?」
「ちょっとな。勘右衛門、兵助を引っ張ってきてくれ」
「えー。なんでー」
「同室だから!」
「そんな食満先輩と善法寺先輩じゃないんだから」
「ほら、ぐずぐず言わずに!」
「はいはい」
「じゃあね。皆本君」
「あ、はい。また!」
続く...