妄想 | ナノ


:: 世界はこんなにも2




ヒュー‥パァン
 
花火の音にビックリして二人とも目を開けてしまった
至近距離で合う視線
 
「‥ふ」
「ふふ、」
 
あまりに驚きすぎてタイミングを逃した私たちは笑ってしまった
 
「花火、綺麗ですね」
「侑季の方が綺麗だよ」
「その台詞悠一さんには似合いません」
「え、うそ」
 
手を繋ぎ直し、私は悠一さんの肩に頭を預け花火に夢中になっていると
 
「侑季」
 
熱を帯びた声、少し熱いゴツゴツした手が私の顎を捉える

「あ‥」
 
私の顎をゆっくり上げていき悠一さんの顔が近付いてくる
 
「悠一、さん」
「たまには「さん」無しで呼んでくれないか?」
「え///」
「今だけでいいから呼び捨てに…」
 
至近距離で私の目を捉える熱を帯びた表情に私は
 
「悠、一」
「もっと」
「悠いっ」
 
最後の一番大きい花火とほぼ同時に噛みつくように悠一さんは私にキスをした
 
「///」
「あー…幸せだ…」
 
キスが終わると私をキツく抱き締めて耳元で囁いた
 
 
世界はこんなにも
 
愛で溢れてる
 
(ぱんぱああああ)
(奏!)
(ぱんぱ、あんね)
(うん?)
(かにゃちゃんね、ちゅぎくんとけっこんしゆ!!)
(は‥)
(ちゅぎくん!)
(杉田ああああああ!!)
(なんですかお父さん)
(黙れ!奏に何をした!!)
(普段の中村のようなことを)
(このやろおおおお!!)
(ちゅぎくん♪だーいしゅき)
(俺も奏ちゃん好きだよ)
(きゃー///)
 
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悠一さんがいつにも増して気持ち悪いですね、はい←
奏ちゃんは杉田を好きになるみたいです。ちなみに翔の憧れは安元さん、好きな人はお母さんです(^q^)
 
 



20110818/09:14


mae :: tsugi


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