妄想 | ナノ


:: 心配




ある休日、今日は久しぶりに
悠一さんと朝からゆっくり
お買い物を予定しています。
 
「悠一さん!」
「ん〜?」
「こっちと、こっちどっちが
悠一さん好みですか??」
右手には清楚な
水色ワンピース、左手には少し
セクシーな背中の開いた黒の
ワンピース。
私の好みは完璧に水色
ワンピースだが

「…」
「??」
「水色の方が侑季らしくて
好きだ。」
「あ…そうですか…」
「でも黒い方も見てみたい。」

とイチャイチャして
楽しんでました(私が)
その後もずっとどれがいい?
とか悠一さんの服を選んだり
していたら
「侑季、ちょっと見て
欲しいものがあるんだけど」
「ん?なんですか〜??」
「、こっちこい(ぼそ」
「へ?」
 
ぼそっと呟いた後私の手首を
握って歩き始めた悠一さん。
連れてこられたのは試着室。
 
「ゆ、いちさん??」
「しっ」
 
私の口を塞いで試着室の
カーテンを閉める。
 
「もが、」
「まだ静かにしてろ。」
 
少し開いたカーテンの隙間
から外の様子をうかがう。

「行った、か…??」
「もがが(何が)」
「変なおっさんが侑季と俺の
後ずっと付いてきてたから、」
「うそっ!!?」
 
全然気づかなかった…
 
「たく…もう少し俺も
注意深くしなきゃかな。」
「だ、大丈夫ですよっ」
「気づかなかったお前が何を
言う。お前一人になったら
犯されてたかも知れないんだぞ。」
「もう大丈夫だもん!!
それに侑季はそんな対象に
ならないもんっ」
「でも実際今危なかったろ!」
「心配なんか要らないもん!」
「おまっ…」
「悠一さんのばかっ」
「心配なんだよ!!」

ぎゅう
 
「Σ」
「心配、なんだよ、」
「ゆ、」
「情けないけど、
他の男にいつ侑季を盗られるか
とか、侑季をずっと監禁したい
とか侑季を他の男に見せたく
ないとか毎日考えてるんだよ…」
「悠一さ」
「さっきだってもし俺が
気付かなくて侑季を一人に
させた隙にあのおっさんに
犯されたらって考えたら、
侑季を守れなかったらって
考えたら…辛いんだ。」
「……」
「心配させてくれ、
俺に守らせてくれ。」
「悠一さん…」
「好きだ、好きなんだ」
「…私も、大好き」
 
悠一さんの熱い愛の告白を
聞いた私は嬉しくて久しぶりに
自分からキスをした。
 
 
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今日変なおっさんに後を
つけられてたらしいです(^q^`)
友達に助けられました←
 
 



20110709/23:49


mae :: tsugi


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