:: 薬指にくちづけを

 
 
 
悠「リア充ばっかだな」
『そんな侑季たちもリア充ですけど』
悠「まぁ…なあ…」
『イルミネーション、やっと見れました〜…』
悠「どうしても見たいって言うから来たけど…ただの電球の塊だよこんなの」
『悠一さんには雰囲気とかを大事にしていただきたいものです』
悠「そんなこと言ってもなあ…」
『綺麗ですね〜X'masならではですね!』
悠「去年までX'masも杉田とか寧々さんと過ごしていたが…」
『今年は侑季っていう自慢の彼女がいますからね!寂しくないでしょう?』
悠「自慢かどうかは置いといて寂しくは…まぁないな」
『うふふ〜』
悠「ニヤニヤすんなって」
『ニヤニヤじゃないもんニコニコだもーん』
悠「俺からすれば充分ニヤニヤだ」
『うるさい!とりあえずイルミネーションを二人で見るんです!ずっと憧れてましたもん』
悠「はいはい…じゃあ、憧れついででベタなことでもしますか」
『ベタ?』
悠「左手出して?」
『はい』
悠「これは俺からのプレゼント」
『わ…!!指輪だっ』
悠「侑季、この前欲しがってただろ」
『憶えててくれたんですか?!!』
悠「当たり前だ」
『なんか、いざ指輪って貰うと照れますね…』
悠「言うな…店で俺だって恥ずかしかったんだから」
『指輪を買いに行く悠一さん…ぷぷっ』
悠「笑うな!!」
『だって…!だって悠一さんが…!!ぷぷ』
悠「だー!もう黙れ!!」
 
ちゅ
 
『ひゃああ』
悠「笑った罰だっ」
『子供なんだからー!!』
悠「じゃあ次は」
 
薬指にくちづけを
 
(一生、愛することを誓います)
(また、来年にはもっとちゃんとした指輪でプロポーズするから…空けて待ってろよ)
 
 



20111211/02:04


mae :: tsugi


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