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昇降口で靴を履きかえる間際、背後から腕を引かれ振り返ると潤が息を切らして立っていた。

「よかった、まだいた」

「どうした?」

「ちょっと手伝ってほしいことあって」

「…手伝う?」

「時間はとらせないから」

「…いいけど…」

一体何の用だろうと首を捻りながら彼に腕を引かれ辿り着いたのは生徒会室だった。
適当なノックをしながら扉を開けると、来客セットのローテーブルに様々な衣装がずらりと並べられ、それを見下ろすようにして有馬先輩と高杉先輩が唸っていた。

「どう思います?」

「…まあ、男しかいないのだし事件が起きることはないだろう」

会話と衣装が噛み合っておらず、奇妙な空間に更に首を捻る。

「真琴連れてきた」

「ああ、助かります」

有馬先輩が安堵したように表情を崩し、こいこいと手招きするので小さく頭を下げながら彼らの正面に立った。

「潤に手伝ってもらってらんですけど、この子が着ると全部卑猥に見えてしまって」

「それはお前の頭の中が卑猥だからだろ」

「高杉もちょっとまずいなって顔してたじゃないですか」

「いや、まあ、事件が起こりそうだなとは思ったが…」

何の話しかわからずに説明を求めると、ハロウィンをやろうと理事長が言い出し、衣装の規格を作るため、どこまでがアウトか見定めていたらしいのだ。
ついでに生徒会は強制参加なので、通販で人気らしい衣装を片っ端から購入し、好きなの選んでと言われたらしい。
昨今日本でもハロウィンは大きな盛り上がりを見せるとニュースで知った。
経済規模も一千億を超え、企業もかなり力を入れているらしい。
勿論自分はそういった行事には不向きだし参加したこともないが、理事長は若者はこういうのが好きなのか、それならたまの息抜きでうちでもどうだろうと提案したらしいのだ。
並ぶ衣装を見て、これはハロウィンというよりただのコスプレ大会だなと思う。
本来のハロウィンとはちょっと趣旨が違っているが、海外の行事は歪曲されて日本に根付くものだ。クリスマスだってバレンタインだって、本来の意味とは別の意味で盛り上がっている。それはそれで楽しいと思うし、人様に迷惑を掛けないならいいと思うのだけど。並んでいる衣装の中から白い丸襟に水色のワンピースを目の高さまでもってきて潤にあてがった。

「かわいい」

「いえ、やはり潤はこちらの方が…」

有馬先輩が差し出したのは魔女の衣装のようだった。
たっぷりと黒いレースがあしらわれたロングスカート。

「あー、いいですね。似合う」

「でしょう」

「おい、柳君に似合う服を選ぶ集まりではないぞ」

「そうでした。つい、着飾りたくなって。そういうわけでちょっと泉君何点か着てくれません?」

「はい?なぜ僕が?」

「潤が着るとどれもこれも色気あってだめなんですよね。もっとこう、平均的な男の子に着てほしいというか…」

「えー…一律女装禁止にすればよくないですか?」

「一応、参加した生徒の中で最優秀者にはご褒美があるらしいので幅を狭めたくないんですよね」

「あ、参加は任意なんですね」

「はい。学校が終わった後、夜やるらしいです」

「へえー…」

自分は恐らく不参加だが、この機会に三上にさせるのもいいかもしれない。
絶対嫌だと言うだろうが、何か弱味を握ればもしかして。
参加したとしても大きなシーツを頭から被り、おばけ、と言う程度にしか参加しないだろうが。

「じゃあこれは?」

潤に押し付けるように衣装を渡され、まあ、トルソー代わりをするくらいお安い御用だし、なにより生徒会長様には逆らえないので給湯室で着替えを済ませた。
黒い生地の膝丈のワンピースに真っ赤なフード付きのマント。
スカートから覗く脚は骨ばった男のもので、色気のいの字もない。

「どうでしょう」

三人の前に出ると、潤がぶはっと噴き出し、かわいい、かわいいと笑う。
わかっている。この手の服は潤のような美少年は女性が着るより背徳的で魅力的に見えることもあるだろうが、普通の男が着てもギャグにしかならない。

「…まあ、柳君よりは普通か…?」

「そうですね。これなら事件性はなさそうです」

まじまじと観察されながら嬉しいような、悲しいような感想を好き勝手述べられ、なんで自分はこんな実験台を引き受けてしまったのだろうと今更後悔する。

「でも着る人間によって禁止事項を作るわけにもいかないしな」

「こんな衣装が似合うのは一部の人間だけですよ。次お願いします」

「まだやるんですか…?」

「じゃあ次はこれー」

もはやただおもしろがってるだけの潤にぐいぐいと背中を押され、今度は修道女のくるぶし丈のトゥニカを着、首からロザリオを下げ、腰ひもをきゅっと絞った。
ゆったりしているし、脚も出ないし、この程度ならあまり抵抗なく着れる。
頭に被るベールはよくわからないので、つけぬままひょっこり顔を出すと、さっきまでいなかった学と視線が交わった。

「わあ!学には見られたくない!」

「なんでだよ。笑ったりしないって」

ぐずぐずしていると、早くしろと高杉先輩に促され、視線を床に固定して歩いた。

「あー…なんか、短いスカートよりいやらしいね」

「まあ、男はこういうの好きですからね」

「これは全面的に禁止だな」

高杉先輩がチェックボードに書き込み、もういいかと聞くと折角だからベールをつけようと潤に腕をひかれた。

「折角ついでに麻生君もどうですか。神父の衣装あるんですよ」

「いや、俺はそういうのはちょっと…」

「まあまあ、記念に」

有馬先輩に促され、今度は学が給湯室へ消えていく。
自分ばかり道化になって馬鹿にされるのはフェアじゃないので、学も恥じをかけばいいんだと思ったが、女装ではないのだから恥じなどない。
実際、キャソックを着た学は普通の聖職者のようで、なんかむかつくと頬を膨らませた。

「麻生似合うな」

「似合うとか似合わないとかある?」

「僕もそっちがいい!」

学の服をぐいぐい引っ張ると、真琴には丈が長いかもしれないと嫌味を言われた。
学は対峙し、僕が被っているベールの造りを確認するように触れ、神様と結婚したのと聞いた。
意味がわからず聞き返すと、神様と結婚し、一生純潔を守るという意味でベールを被るらしいと教えてもらう。

「でもお前の神様は三上だからあながち間違ってないな」

くすりと笑われ、揶揄するんじゃないと胸辺りをぽこぽこ叩く。
その手を握られ、両手を組むようにしてと言われたのでその通りにすると確かにこれはだめだわと学が呟いた。

「…だめ?」

「なんというか……だめだわ」

「そりゃ、潤が着た方が似合うけど!僕だって好きで着てるわけではなく!」

「いやいや、似合わないわけじゃなくてさ」

似合うと言われればそれは嫌だだなあと思うが、似合わないと言われるとそれはそれでちょっと傷つく。こっちは恥を忍んで着ているのだし、せめて笑ってくれた方がましだ。
拗ねるようにすると、両頬を包まれ怒るなよーとぐにぐに動かされた。

「…あれ、ここ、少し切れてる」

顎を掬うようにされ、学が顔を近付けた。
下唇の端っこを親指で擦られるとぴりっとした痛みが走った。
一瞬逡巡し、きっとこれのせいだとロザリオを指先で揺らした。

「さっき着替えるときに引っかかって。こんなのなめときゃ治るから」

「そっか」

学はふわりと笑い、小さい頃もよく転んでは顔面に傷つくってたと思い出し笑いをした。
余計なことまで思い出さなくて結構と腕を抓り、そろそろ着替えていいですかと有馬先輩に向き合う。

「じゃあ次いきますか」

まだやるのかとうんざりし、学の背中をぐいっと押した。

「次は学で。ほら、ミニスカポリスあるよ学」

「きっつ」

学は顔を顰めたが無理矢理着せ、全員でげらげら笑ってやった。
他にも着ぐるみやキョンシーの格好、何着か二人で試し、すべてを終えた頃にはすっかり陽が暮れていた。

「お礼に学食の食券差し上げます」

「やったー!」

有馬先輩からありがたく受け取ると、ついでにこれでもあげますと先ほど着た修道服が入った紙袋を差し出された。

「いえ、いらないです」

「三上と楽しんでください」

「そういうプレイしないんで…有馬先輩じゃあるまいし…」

「きっと三上も好きですよこの服」

「本当ですか!?」

食い気味に言い、嬉々として紙袋を受け取った。
食券ももらえたし、たまには有馬先輩に協力するのも悪くない。学といえばげっそりと生気を失い当日は絶対参加しないと言い張ったけれど。
寮に戻り、夕飯と風呂を済ませベッドを背凭れに本を開いた。
活字を追うと段々と瞼が重くなり、もう眠ってしまおうと思ったがその前に毎日の習慣を熟さなければ。
ベッドサイドのチェストからアネロスをとりだし、溜め息のように息を吐き出す。
今日こそ上手にできますように。
三上と繋がれなかったあの日から自分なりに一生懸命開発しているのだが、あまり順調とはいえない。
彼にされるより自分でした方が違和感があるし、身体に余計な力が入ってしまう。
やっぱり手伝ってと何度弱音を吐きそうになったことか。
これくらい自分でできなくてどうする。彼の手を煩わせるわけにはいかないのだと奮起するも、途中で放り投げるのが常だ。
よし、と決心するようにした瞬間、部屋の扉が乱暴に開けられ、慌てて背後にアネロスを隠した。

「…み、三上、さん…」

三上は手にスマホを握り、俯きがちだった顔で視線だけこちらに寄越した。
目を見ただけでわかる。なんだかとても怒っている。
三上は大股でこちらに近付き、立ったままスマホを差し出した。
画面に映っていたのは自分と学が昼間有馬先輩に協力したときの写真で、学が口端の傷の具合を見ている最中のようだった。

「…これはどこから?」

「潤から。言い訳あるなら聞いてやる」

「…言い訳?別に、有馬先輩に頼まれたから着ただけだけど…」

「そうじゃない。随分距離が近いと思わないか?」

三上は髪をかき上げながら長い溜め息を吐いた。
もしかして見苦しい真似するなとか、そういうことだろうか。
恋人として恥じになりうる行動は慎めとか。
有馬先輩は三上も気に入ってくれると言ったけれど、どうやら見当違いだったらしい。
おろおろし、とりあえず謝罪しようと立ち上がった。
腰を折ろうとした寸前に三上が屈み、背後に隠してあったアネロスをひょいと持ち上げた。
やばい。忘れていた。さっと顔を青くし、ひったくるようにして俯いた。

「…随分と過激な玩具をお持ちで」

「ち、違う!少しでも自分でやった方がいいと思っただけで楽しんでたわけじゃ…」

嘘じゃないのに言い訳がましい気がして尻すぼみになる。

「ふーん。毎日それ突っ込んでんの?」

「ま、毎日というか…」

「じゃあやってみせろよ」

「…は?」

「楽しんでるわけじゃねえならいいだろ」

三上は椅子をベッドに対峙するように引っ張り、深く座ると腹の上で指を組んだ。

「…お、怒ってる?」

「怒ってる」

「ご、ごめんなさい。潤と有馬先輩に頼まれると断れなくて…」

「そっちじゃない。お前が鈍いからイライラすんだよ」

「は、はい。ごめんなさい」

「理由がわかってねえのにとりあえず謝ろうとするのもイライラする」

「……はい」

しゅんと項垂れると、三上は机の隣に放り投げていた紙袋をひょいと持ち上げた。

「ああ、これか。折角だから着るか?お前こういうの好きだろ」

「す、好きじゃない。三上に着せるのは好きだけど、自分が着るのは好きじゃない」

勘弁してくださいという気持ちで首を左右に振ったが、三上は修道服をこちらに放り投げた。
どうするのがお利口かわかっている。この場合は彼を刺激せず、従順なふりをしながら怒りの原因を探り謝罪すること。
それに、下半身丸出しになるよりも丈の長い服を着ながらした方が恥じが少なくてすむかもしれない。
きっとスカート部分で隠れるだろうし、そう思うとむしろ好都合だ。
彼に背を向け昼間と同じようにトゥニカを着て首からロザリオを下げた。
とても顔を見れず、ぐずぐずしているとさっさと始めろと冷ややかな声が降ってきた。

「…後ろ向いても?」

「だめに決まってんだろ」

なんでこんなことになったんだろうと項垂れながらベッドの上にしゃがみ、ポンプ式のローションを掌に出して三角に折った脚を少しだけ開いた。

「……す、少し手伝ってくれたりしない…?」

「お前次第だな」

そんなあ、と顔を歪めたが彼が甘やかす気配はない。
どんな拷問だろう。罰なら喜ばせては意味がないが、あまりにも羞恥が過ぎる。
恋人の前では格好つけていたいのに三上には格好悪いところばかり見られている。
ちらりと盗み見ると、肘掛に頬杖をつき一層冷酷な視線で見下ろされた。
意を決し、スカートの隙間から指を滑らせ、適当に濡らしアネロスをぐっと刺し入れた。
息を吐きながら一瞬の痛みを身体から逃がし、すべて収めて脱力する。
挿入はスムーズになったがやはり異物感は拭えず、自分はそういう才能がないのかもしれないと思う。
説明書には力を入れたり抜いたりするだけで快感を得られると書いていたのだけれど。
前屈みになり両手をつき、終わったと言う。

「終わり?」

「…お、終わり。ハンズフリーだからこのまま…」

「それで気持ちよくなんの?」

「だ、だから気持ちいいとかないってば」

「いつもこの後どうすんの」

「ど、どうも、しない。中の異物感に慣れるように、このまましばらく…」

「それじゃあ面白くねえだろ」

三上は椅子から立ち上がり、四つん這いにさせ頭をシーツに押し付けるようにした。

「わ、わ」

「手伝ってほしいんだよな」

スカートの中に手が入り、膝から太腿まで指先でつっとなぞられ腰が小さく跳ねた。

「や、やっぱりいらない!」

「遠慮すんなよ」

アネロスをぐりぐりと押し込まれ引きつった声が口から漏れた。
服の上から腰から背中まで撫でられ、勝手に力が入る。
項をすりっと指で擽られるのと同調するように腰から小さい電流が駆け抜けたのがわかった。

「あ、なんか変だ」

なんで、なんで。頭の中が混乱する。
今まで一度も成功せず、受け手の努力がなければ三上も気持ちよくなれないとめそめそしていたのに。

「…楽しんでないんじゃなかったか?」

「違う!いつもは、こんな…」

口を開けると嬌声が漏れそうで、唇を噛んで眉間に皺を寄せた。
体内からじわじわと生まれる快感を吐き出して楽になりたいのに射精感ともまた違って、篭り続ける熱が身体をどう変えるのかわからず怖い。

「やだ、やだ…手、止めて」

「なんで。気持ちいい方がいいだろ」

「こわい…」

「怖くない。大丈夫」

ぎゅうっとシーツを握る手が白んでいる。
ぼんやりする視界で、せめて向き合ってしてほしいと強請ると身体を反転させられ、勝手に溢れる涙が目の縁に溜っているのを見ると、三上は愉しそうに口端を吊り上げた。
彼は胸からシーツに垂れるロザリオを掬い、指先で挟んでくるくると悪戯し、神様もがっかりだなと言った。

「これで天国にはいけなくなったな」

常日頃、自分はいい子だから必ず天国へ行くのだと言い張ることへの皮肉だ。
いい子だったはずなのだ。だけどこんなところにこんなものを入れて喜ぶ自分は本当にいい子なのだろうか。

「あ、ご、めんなさい…」

「そういう顔するから俺に虐められんだぞ」

「そういう、顔…?」

「嬉しそうな顔」

「そんな、してない」

「してんだよ」

服の上からぎゅうっと胸を摘まれ喉を晒す。
短く荒い呼吸を繰り返し目を見開いた。
精液が押し出されるようにとろとろ溢れ、けれど射精するように一瞬で楽になれず、嬲り殺しされる感覚が怖い。
耳先をやんわりと噛まれ背中を反らせた。
アネロスを押し付けられ、耳を舌でくすぐられ、口を閉じる暇もなく短く喘いで端から唾液を零した。
身体が勝手に痙攣する感覚が怖ろしく、力を振絞って三上の首に両手を回した。

「う、おこってるから、キスしてくれないの…?」

三上は視線を合わせるだけで何も言ってくれない。
ねえ、と促すと彼はふっと息を吐き出し、困ったように笑った。

「……何もわかってくれねえのに」

掌で前髪を上にあげられ、深く口付けられると幾分身体から力が抜けていく。
唇が離れると瞳が溶けそうだと自分でもわかった。至近距離で見詰め合い、甘く重苦しい空気にこのまま沈んでいたいと夢見心地で思う。

「…いい加減、少しはわかってくれてもいいんじゃねえの?」

「……わか、る…?」

「…狡いよ、お前は」

一瞬ぽかんとし、ごめんと謝りそうになると、再び後孔を攻めたれられ、言葉を呑み込む代わりに大きく喘いだ。
気持ちいは止まらず、もしかして今日はこのままできるのでは?と期待で胸が一杯になり、器具を抜いて入れてほしいと懇願したが彼はだめだと言ってきかなかった。
こんなに求めているのはいつも自分だけと思うと虚しくて、悲しいけれど、嫌だと言われればそれ以上は強請れない。
限界まで我慢した熱を何度も吐き出し、折角もらった服を散々汚してぐったりとベッドに沈んだ。
さらりと前髪を払われ、もう視線しか動かせず、三上を見上げるようにすると、切れた唇の端に爪を立てられた。
ぴりっとした痛みに顔を顰め、でも彼から与えられる痛みは甘美で悪くないと思ってしまう。

「…言ってなかった」

「…なにを」

「好き」

「…ああ、そう」

三上は呆れたように溜め息を吐き、涙の痕に軽く口付けた。

「着替えるか」

「……もう少し、このまま。まだだるくて動けない」

「わかった」

さらり、さらりと髪を撫でられ、指にくるくると巻きつけるようにいじられ、微睡始めた意識を無理に引き寄せたが遂には完全に瞼を落としてしまった。
だめなのに。きちんと謝罪し、同じ過ちを繰り返さぬよう自分に言い聞かせなきゃいけないのに。

「……三上…ごめん…」

「…もういい。いいから寝ろ」

「…ご、めん…」

後始末をしないで眠ったら明日大惨事だなあ。
糸が切れる間際に思ったが、翌朝起きてみると身体も綺麗だしきちんとパジャマも着ていた。
ただし、三上の姿はなく、身形がどんなにひどくとも、彼が傍にいてくれた方が数段嬉しかったのに、と小さな我儘に蓋をした。


END

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