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- ナノ -
2013/10/30 22:21

こんなの初めてだったのです。
体の芯がふわふわしているような、じんじんしてくるような。
耐えられなかったのです。
自分が自分でなくなるような、それでも不思議と怖さは感じないような。

足の速さには自信のあるツンデレラ。未だ鈍いままの思考とは裏腹に、足は忙しなく地を蹴り続けます。
流石に靴とはいかないまでも、自らの持ち物を落とすようなヘマをする性分でもないので、彼を見つける手掛かりは残りません。

〜後略