概要


++++++
ようこそ、『教会』へ!
僕はネグロ。
教会の管理を任されてる者さ。

君が『退魔師志願者』の子かい?

……なるほど。
勇敢なる志願者の君には、まず相性のいい『ペケ』と契約して貰う事にしよう。

『ペケ』は、まぁ分かりやすく言うなら、妖精の類さ。
町外れの森で生まれるが、基本的に越してきたりして何処にでもいる。
見た目はみな子供のようだが、もしかしたら君より年上かもしれないし年齢通りかもしれない。
それは彼らの経験によるものだから、僕じゃなくて彼らと接する事で把握してくれ。

そして『屍人』。
分かりやすく言えば、此方はゾンビだ。
ペケとの契約後は君にも前線に立って倒してもらう。

昔々からいるにはいるけど、何故だか最近やたら増えてね。
現在君もいずれなる『退魔師』に調査依頼中さ。

…そんな感じだから、『ペケ』と契約してない君は、深い深い霧の夜と、まあるくて明るい満月の夜は出歩いちゃいけない。

普段は教会在住のペケが交代制で張ってる結界のおかげで、街の外にしかいない。
だけどこういう日は『屍人』が、稀に入ってきてしまうからね。
そういうのは秘密裏に『退魔師』に排除して貰ってるけど……まぁ、間に合わない事もあるからね。

あとこの街の外から逃げようとした人は、『退魔師』の報告でいずれもみな『屍人』になってる事が判明している。
……外の街とも連絡が取れない事もあって、今はこの街が一番安全なのかもしれない、とだけ言っておこう。

さぁ、なんとなく事情は分かったかな?

君が定期的に開かれるパーティで、ペケと契約を結べる事を祈ってるよ。まずは『退魔師見習い』として、登録してくれ。

++++++

【退魔師見習いについてのメモ書き】
企画参加のスタート地点。まだ誰とも契約してない、退魔師を志すものを指す。(過去に誰かと契約していたものも、今契約してない場合はこれ)
ペケと契約してない状態のヒトや、ヒトと組んでないペケを単独で敵地に送る事は貴重な人材を無駄にする事なので行わないようだ。

活動内容は主に

・退魔師になる為に『相方』となる相手を探す
・比較的安全な町の警備を朝になるまでする(ヒトには10分程度なら攻撃出来る、スイッチ式の武器を渡して警備を任せる)






BLコンテスト・グランプリ作品
「見えない臓器の名前は」
- ナノ -