踏み倒す恋のうた(SS)
僕、知恩院 文也(ちおんいんふみや)には好きな人が居る。
2年の猿渡亘(さるわたりわたる)先輩だ。
出会ったのは委員会で、はじめて名前を知った時、なんか韻を踏んでいると思った。
突然頭の中で流れ始めるビート。溢れだすライム…
( YO!俺は猿渡 亘 ♪虹を渡る♪今日も磨きかかる俺のスキル♪ )
…もう止まらなかった。猿渡先輩でどこまでも韻が踏めた。
( 僕の好きな人 猿渡♪いつだって人生は綱渡り♪ 僕の物語いつも君ばかり今朝のブナシメジ腐ってて腹下し♪ )
完全に好きだと思った。
そう、僕は恋に落ちたのだ。
『踏み倒す恋のうた』
あとがき
久しぶりに何か、リハビリがてらわかりやすいギャグを書こうと思ったら、なんかもうリハビリどころか、悪化の一途をたどる感じになりました。すみませんでした。決してその、韻を踏む人々の事をバカにしたりとか、そんなんじゃありませんので、ほんとすみませんでした。
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