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「野呂井くんっ!今から喋るから、時間を計っててね!頑張るから!あっ、まだだよ!"はい"って言ってからね!あ、いまの"はい"は違うよ!あっ、いまのも」

「…早くしろ」

「はいっ!あ、…もういいや、あのね、学園寮管理局にっ、野呂井くんに荷物が!届いておりますって事なのでっ、えっと、明後日の夜8時までに、学生証をもって、管理局室まで取りに来てください!だって!よし、どうだった!?何秒!?」

「計ってない。」

「ええっなんで!?計ってねって言ったのに!」

「時計が嫌いだからだ。特に秒針は我慢ならない」

「!そっか、だったらしょうがないね…ごめんね、時計嫌いなのに僕、こんなこと頼んじゃって…!」

「別に構わない。荷物を取って来る。…冷蔵庫に、家畜の肉をぐちゃぐちゃにしたものと俺が涙を流しながら斬り刻んだ多年生の作物に、罪深き粉や命の始まりや家畜の乳をぶち込んで混ぜ込んで丸めて火刑に処した物がある。食べるといい」

「やったあ今日の晩御飯はハンバーグだあ!」

だいたい、晩御飯を作るのは野呂井くんが担当している。野呂井くんがつくった料理はとっても美味しいから、僕はとっても嬉しい。
わーいわーいと喜ぶ僕を横目に、野呂井くんは荷物を引き取りに部屋を出ていった。

さて、野呂井くんが帰ってくるまでに、食事の準備をしなくっちゃ!やっぱりご飯は一人で食べるより、誰かと食べる方が美味しいよね。

ということで、今日はここまで!
また、404号室の事を皆に紹介するねっ!小澤でした!



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長らく拍手お礼文として放置されていた404号室の日常でした。
書くきっかけを作って下さったninaさんと、読んで下さった全ての方に感謝です。


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