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『伝言ヲ、再生シマス…ピーーーーー… あ、あの、こちら学園寮管理局、し、新人の新野でござ…『おい、新人とか言わなくていいから!』あっはいスミマセン!えっと、管理局に、の、野呂井、のろい…しょう…?かな…?スミマセン先輩これ名前"ショウ"で良いんですかね…?『馬鹿、"カケル"だ!ちゃんと電話する前に名前確認しとけって言ったろ!』あっ、ごめんなさい!の、のろいかける様宛てににっ、荷物がとどピーーーーー…再生ヲ、終了シマシタ』


…お仕事って大変だ。時間内にメッセージを伝えるって難しいことだよね。
すごいなあ、僕も将来のために練習しておかないと!
あ、もう一件メッセージがきてる!


『二件目、再生シマス…ピーーーーーー… 先ほどは失礼しました、学園寮管理局です。管理局室に野呂井翔様宛ての荷物が届いておりますので、明後日の夜8時までに学生証持参の上管理局室までお越し下さい。それでは失礼いたしま『すごいです先輩!完璧なまでの電話対応…尊敬しま』おまっちょ、まだ電話繋がってんだから喋んな!あ、やっべこれも聞こえピーーーーー…再生ヲ、終了シマシタ』

…わあ、先輩ってすごいなあ。ホントに完璧なまでの喋りだった!
よし、僕も練習しよう。今のメッセージを、30秒以内に野呂井君に伝えよう!

「…留守電は入っていたか?」

僕が熱意を燃やしていると、野呂井君が部屋から出て来た。ようし、30秒以内に伝えるぞ!


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