其ノ五
事実を言おう。
僕が壊れる遥か前から僕の恋人は狂い壊れていた。
狂ったように何度も僕の名前を呼ぶ君の声を細い糸を辿ると、いつしか君のそばに座っていた。
おかえりなさい、あなた
ご馳走さまでした、あなた
彼女の体内に消化され、彼女の一部となった僕の一部。
彼女が微笑むのを僕は隣で感じていた。
骸骨 ドクロ 化物
何とでも言うが良いさ
僕は骸骨、君の恋人
臆病者なりの、愛し方
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mokuji
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