女装少年。
暗闇プレイ

(5/8)

する時の俺は、いつも後ろに突っ込まれているわけじゃない。
突っ込む方は運動量が半端なさそうだけど、突っ込まれる方も体調によっては、体にかなりのダメージを受けるからだ。

それから、突っ込まれた時に、その……。
切れるとか裂けるまでの大きな傷はないけど、挿入すると、擦れた場所にちょっとした擦り傷を負ったり、過度の摩擦で腫れ上がったりする。

何しろ、本来ならば排泄以外に使わない場所に、あんな馬鹿でかい凶器を無理矢理、捩込むんだから、毎日毎日、そうしていたらとてもじゃないけど持つわけがない。

そんな時には挿入を伴わない、お互いのモノを擦り合わせたり太股で挟んだ擬似挿入で満足する、いわゆるバニラセックスで間に合わせたりもするんだけど。
亮はと言えば、毎回、突っ込みたがるし、今日もそうだった。



「……んっ」

亮が吐き出した精液は、コンドームがしっかりと受け取ってくれている。
それでも、挿入の前に一度、お互いのモノを擦り合わせて一緒にイッていて、その時に体中に撒き散らかされたモノのにおいが鼻につく。

それをボディーソープをぶっかけた素手で洗い落としながら、その手を最後に後ろに回した。


「…んっ、ううっ」

こんな姿、亮には絶対見せられない。

奥に溜まったローションを掻き出すついでに、亮のモノが入りやすくなるように拡げてるだけだけど、亮ビジョンで見たら、きっと公開アナニーに見えてしまうだろう。

「んっ……、んんっ」

亮が挿れやすいようにするためでもあるけど、こうするのは何より自分のためだ。

毎日、こうして拡げておけば亮にいつ襲われても怪我することはないし、その……、亮をいつでも迎え入れられるし。
この行為自体もローションを使わないのはお風呂ならでわで、ベッドで解す時はいつも亮にもらったローションを使っている。

「……あっ」

ぐぷっと恥ずかしい水音に促されるように、束ねた三本の指が、お湯で柔らかくなったそこに、根元まで埋まった。
人差し指と中指、それから薬指の三本の指だ。

俺の手が男にしては小さいのもあって亮のモノとは比べものにならないが、それなりに質量はある。

「……あっ」

できるだけ入口と中を拡げようと意識してるのに、ついつい指先で、気持ちいい場所を探してしまう。
こんなの、亮に見られたら本当に公開アナニーにしか見えないじゃんと自分にツッコミつつも、

「…あ、んんっ」

その手の動きを止められない。


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