恋人ぷれい
何度も何度もキスをして

(6/8)

この期に及んで何を考えているのか気もそぞろな泉はその攻撃に、

「…えっ。あ、うおっ?!」

そんな男らしい驚きの声で応えてくれる。

「色気ねえな」

苦笑いながらそれをそっと唇で挟むと、大袈裟なほどに体がびくりと跳ねた。



「あっ……、ばっ。やめっ」

多分、女みたいに感じるのが恥ずかしいんだと思う。
男として可愛いと言われるのも嫌がるようなやつだから、泉は抵抗はしないものの、必死で声を抑えている。

「…あっ……、ううんっっ」

だから、思わずそんな可愛い声を漏らすと唇を噛んで顔を逸らす泉。
執拗にそこを責め続けると堪らないのか、泉の胸に顔を埋めた俺の頭をぎゅっと抱え込んできた。


わざと水音を立てるように、唾液をたっぷり含ませた舌先でそこをねぶる。

「あっ、やっ……」

その後に続くのは、やめろとの抗議の声だろうけど、俺にはとても可愛く聞こえた。

「気持ちいいか?」

俺のそんな問い掛けには必死で首を横に振るくせに、

「泉」

耳元で名前を呼ぶと、

「あっ……、んんっ」

泉は堪らないといった感じに声を漏らす。
言葉で責めるとその全てに首を横に振るくせに、泉の名前を呼ぶたびに小さな体がびくびく跳ねた。


俺の舌先、唇がそこに触れるたびに、俺の頭を抱え込んでいる腕に力がこもる。
びくびく震えるたびに泉は、無意識にそこに俺の顔を押し付ける。
その動作がもっとしてくれとでも言いたげで、堪らなく興奮した。
時々、指先を軽く宛てて捏ねくり回しながら、執拗に責め続けた。


着ていたシャツは、とうに脱いでしまった。
直接、触れる泉の肌は驚くほどに熱く、俺の愛撫に感じてくれていることを実感できる。

興奮しすぎて泉の体を舐め回している俺に、泉はいちいちびくびく反応してくれる。

「…あっ、あんんっ。ち、乳首噛むなあっっ」

そこに軽く歯を立ててみれば、今までで一番、反応した。
どうやら泉は乳首を責められるのが堪らないらしく、

「…ひっ……、ひうんんっ」

そんな可愛い声をたくさん聞かせてくれる。

俺の唾液にてらてらと光るそれは最高にエロく、泉の声と痴態とで俺の欲情を煽る。
俺も俺で、女よりも感度のいい泉を気持ち良くさせようと、いつの間にか夢中になった。


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