雨宮は俺と会うと必ずと言っていいほどに好きだと言う。俺はそういうこいつが嫌いだ。「雪村さん、好きです」「んなこと軽々しく言うな」突き放したように冷たく言うと雨宮は一瞬きょとんとしたがまたすぐ笑顔に戻った。「本当に好きだから言ってるんですよ。雪村さん好きです」その屈託のない名前の通り太陽みたいな笑顔に無性に腹が立った。(俺はたぶん雨宮が好き)(でも同じくらい大嫌いだ) 「#オリジナル」のBL小説を読むBL小説 BLove - ナノ -