アキ

わたしを呼ぶやさしい声がすき。髪をなでてくれるわたしよりも大きい手がすき。わたしを映してくれるあなたの目がすき。すき。すきなの。昔のわたしはべつの人を追いかけていたけれど、そんなわたしをすきと言ってゆるしてくれたあなたがすきなの。遠くにいてもちゃんとわたしを想ってくれてるって分かってる。わたしをあいしてくれてるって分かってる。でも、ごめんなさい、ときどき不安になるの。もし、もし、って。わたしおくびょう者でダメダメだから。あなたがこいしくてこいしくてダメダメだから。簡単にはいかないって分かってるけど、あなたに触れたいあなたに会いたいって夜泣いてしまうわたしがいるの。もっとつよくならなきゃね。こんなわたしでもまだすきって言ってくれますか


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