不冬没
2012/04/04 15:12
私。
あきおくんにあまり隠し事ってかいうのをしないでおこう、っていつか決めた。
それは久遠っていう家族に迎え入れた時か、付き合いはじめた時か。覚えてないけど、確かに私は、そう思った。
でもあきおくんに言えない事もある。
お父さんと私で、あきおくんのお母さんに、会いに行った事があった。
不動明王くんが帝国学園に編入します、私の家に居候させます、申し遅れました私は久遠ですフットボールフロンティアインターナショナルでは明王くんの所属するイナズマジャパンの監督をさせていただきました。
沈黙を破ったお父さんの目には、決意が宿っていた。きっとわたししか気付かないだろうけど。それを見上げながら、お父さんの事を分かってあげられるのは、わたしと、いつかあきおくんだったらいいな、なんて、思っていた。
◎ここであきらめた
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