鬼不イン落乱B

2012/04/04 15:11

 


「鬼道くんなら火薬委員会あたりがいいけど、確かい組にもう居るだろ。確か委員長代理」
「図書はどうなんだ?」
「あー…でもな」
「?」
「この用具と保健が高学年居ないんだよな。鬼道くん入ってやった方がいいと思うんだけど」
「用具?確か修理とかを行う委員だったな。保健は名の通りか?」
「鬼道くん保健ダメ絶対」



「ひ、酷い不動…!」
「よくやった不動これで用具に人手がきたぞ…!」
「ちょっと文次郎!君の後輩酷いんだけど!」
「いや計画的で何よりだ」


◎◎◎◎◎◎◎

尾浜「鬼道って不動好きだよね」
鬼道「はっまさか狙ってるのか…?断じて渡さんぞ!」
久々知「別に欲しくない」
鬼道「お前頭おかしいんじゃないか」
尾浜「はっきり言うと鬼道がおかしいな」
久々知「ドン引きレベルなのだ」
鬼道「確かにあいつの第一印象は畜生絶対許さん一生憎み続けるわボケだがな、」
尾浜「えっ」
久々知「えっ」



尾浜「…って言ってたんだけどマジ?」
不動「俺はテメエなんか地獄に落ちやがれってか引きずり落としてやんよ、だった」
鬼道「お前と一緒ならどこまででも!」
久々知「やっぱ第一印象云々嘘なのか?」
不動「やマジで。殴り合いもしたし」
鬼道「罵り合いは標準装備だ」キリッ
不動「でもそんだけ憎み合ってたのが今じゃこんなだぜ。人生どうなるか分かんねえな」
尾浜「はー…」
久々知「そうなる運命だったかもしれないぞ」
鬼道「久々知様豆腐を献上させて下さい」
久々知「えっやった俺これから鬼不応援する」
尾浜「兵助ェ…」
不動「久々知ェ…」


****

「不動先輩バイト行きましょーっ」

ぱし、とオレの手を後ろから掴んで。にししと笑ってるのは、一年は組の摂津のきり丸だ。
これでもかっつーくらいにがめついのに、世渡り上手なもんで、可愛がりたくなるくらいには愛嬌ってもんがある。

「何のバイト」
「小物売りでーっす」

にや〜、と笑うそいつに、軽く拳骨を見舞ってやった。ざけんな守銭奴。

小物売りってなると当然女目当ての品物が多くなるし、そもそも男がかわいーもん売ってるのは見た目からきもい。それでもこいつがオレを頼ってきたって事は、答えはあれだ。女装しろって事だ。

「オレもう五年だから体見たらバレるっての」





◎さすがに需要考えたのでもう書かないでおきます…



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