帝マネ没

2012/04/04 15:08

今後復帰するかも



今日の夕飯何がいいかなー。


サッカー練習に励む円堂たちを見ながら呟くと、うんうん、と木野が隣で相槌を打った。

「この前不満言われたものね」
「本当ですよ!」
「音無」

ふん、と鼻息荒くやってきた音無の手元にはタオルの山。乾いてるから重くはないだろうけど、かさばってるからちょっと持ってやる。

「小暮くんったら、メニューを1日3食考えてるこっちの身にもなって欲しいです!」

ぷんすか怒ってるの見てると。オレも不満言われて苛立ってたのに、何だかこっちの怒りが静まっていく。

タオルは多分中に持ってくんだろうと思って歩き出すと、木野はにこりと笑ってから「わたしはみんな見てるね」と言って反対方向へ向かう。
ケガの処置もしないといけないから、マネージャーは大体は分かれて行動しなきゃなんない。

歩き出して、後ろから小走りで追い付いてきた音無に尋ねる。

「何か食いたいのある?」
「んー」

ちょっと上を見上げながら考え出す音無を横目に、頭の中で買い物の色々を考える。
タイムセールはライオコットではあんまないんだよなあ。イナズマジャパンの皆に好評だった魚は、ちょっと遠いんだよな。ジャパンエリアぎりぎり。
ていうか皆は肉食いたいとかうるせーし。やっぱメニューどうしよう。

「不動さんは好きな食べ物ないですか?」
「オレ?」
「『わたし』って言って下さいってばぁ」

ぷっくり膨らんだ頬に、う、と思わず声が出る。女子でちょっと親しいってだけで甘くなってしまう自分が嫌だ。
男とか、あとどーでもいい女子にはいくらでも辛く当たれるんだけどな。小鳥遊ちゃんはオレと似たような性格だし。

「…………。アタシ、は…だーもう知らん」

けっ、と声を出しながら言うと、隣の伊達メガネっ子は




◎鬼道兄妹と絡む話だった気がする





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