可視光線では見えない
あとがき
 こんにちは、灯火野です。物理学シリーズ第5弾です。

 あれだけ名残惜しく物理学シリーズとお別れしたのに、結局戻ってきてしまいました。ちらほらと再開を望む読者さんの声も聞いていたし、未練がましい話ですが、私も少し後悔していた節がありました。あんな偉そうなことを言っておきながら、本当に未練がましい……。

 お題書きの企画の原稿に悩み、1万ヒットの企画が急に決まり、二日で書き上げた「その熱がさがるまで」という作品で物理学シリーズが復活しました。それから物理学に造詣の深いH先輩のお話もうかがう機会をいただき、いっそう作品に深みが増したような気がします。

 前回までのシリーズを踏まえて書き足りなかったところを埋め合わせるように書くのはそこまで難しい作業ではありませんが、それよりも私を悩ませるのは登場人物の心情・関係を少しずつ変化させ成長させていくことです。これが難しい。書き終わっていつも「さて、これで大丈夫なのか……」と不安に思っています。

 さて、急なシリーズ再開に喜んでくれる人が多くいてくれることを願ってやみません。これからも紺崎望道くんと四ノ倉柚希ちゃん、そして駒浦小径くんをよろしくお願いします。

 灯火野



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