よく「優しい」と言われますが
いつも後ろ向きですぐに立ち止まってしまう
躓いてできた傷がどれだけ小さくとも
それを理由にいつまでも止まり続ける
そんな僕の正体はただの弱虫 意気地なし
かさぶた剥がして今日も明日に怯える臆病者
世界は優しくないけれど
いつも前向きで何があっても止まりはしない
僕がどれだけ悲しんでも苦しんでも
世界は止まることなく回り続ける
それは僕が「止まってしまえ」と願うように
世界のどこかで 誰かが明日を願っているからなのだろう
それと同じように
僕を嫌う人がいて
どこかで僕を好いてくれる人がいるのだろうか
僕を必要としてくれる人がいるのだろうか
だから僕は明日を迎えることができるのだろうか
そう思うと明日が少しだけ愛しく思えた
少しだけ 待ち遠しくなった
ほら、また明日がくる