プロローグ 


ガッシャーンという不快な音により、今期の運勢が決まった。ジャラララー、チャン。今期の運勢は

「最悪です…」

おもわず口から声がもれて、机にだらんとふせる。

受験が終わり、死に物狂いで入ったこの高校で私は華の女子高校生として新たな歴史を刻もうとした矢先にこれだ。

「おい橋本!!戻りなさい!!」

橋本、と呼ばれた生徒が机を足で蹴り飛ばして教室を出ていった。

教室に響くのは担任の先生の声と、生徒のざわめきだけだった。

あぁ、平和な学校生活は期待できそうにない。

あの橋本とかいう不良っぽい生徒のせいで。



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