2年後







「なぁ、乳……、誰に育ててもらったのソレ」

「…………」

「チャイナさーん」

「うるせー。自然発育ネ」

「何そのクビレ。肉抉られたんですかィ」

「殺すぞ」

「なんでそんな……、オンナになっちゃってんの」

「成長期アル」

「他の男が見てる」

「当然ダナ」

「ムカつく。俺のなのに」

「誰がいつオマエのモンになったんだヨ」

「そんなの、俺が欲しいって思ったその瞬間から」

「自己中アルな、バカイザー」

「だって皇帝だし」

「オマエが勝手なのは元々ダロ」

「まーねィ」

「うっぜーアル。相手してらんないネ、帰る」

「……私がそう簡単にお前を帰すとでも?」

「!……放せヨ」

「断る。散々待たせておいて何も無しだと?冗談が過ぎる」

「いきなり口調変えてんじゃねーゾキモイ!」

「2年も経てば人間何かしら変わるものだ。心も、……躯も」

「っうわ、降ろせッ」

「もう口は閉じていい。躯はもっと正直だ、そちらに訊く」

「せ、セクハラ!!」

「なんとでも。」