※夏のとある日



「うあっついアル……」

「なーにしてんでィ、チャイナ」

「……サド、と、トッシー」

「いつまでその呼び方するつもりだお前は」

「なんでィ、いつにも増して間抜けた面してんなァ」

「うっせーアル、暑くて死にそうなんダヨ。……あ」

「あ?」

「丁度良いネ!トッシー、かき氷奢ってヨ!!」

「ああ?なんで俺が」

「……止めとけチャイナ。土方さんに食いモンねだっても犬の餌しか出て来ねぇぞ」

「んだとコラァ!!?」

「トッシー、トッシー、お願いアルぅぅぅ」

「……仕方無ェ」

「マジでか!?キャホォォォ!!」

「うっわロリコンかよ土方」

「断じて違う。これ以上付き纏われたら仕事の邪魔だからな」

「その言い方はムカつくけど、かき氷にありつけるなら我慢してやるヨ!」

「そりゃあ有難ェ」

「んふふ、トッシー大好きアルっ!!」

「はっ。万事屋が泣くぞ?」

「銀ちゃんが泣くのはパチンコ負けたときぐらい……」

「……チャイナ」

「なんだヨクソドS」

「すっげえ旨いの食わしてやる。付いて来い」

「っわ……!いきなり引っ張んじゃねーヨ!!」

「オイ総悟、そっちはホテル街……」

「練乳ぶっかけてやらァ、とびっきり濃いの」

「マジでかァァァ!!」

「ちと大人味だがねィ」

「チャイナ娘それ絶対別の白いのォォォ!!」

「れ・ん・にゅ!れ・ん・にゅー!!」

「待ちきれないんですかィ?大丈夫でさァ、たっぷり用意してあるからねィ」

「ヒャッホウ!サドもたまには良い奴アルな!!」

「冷房完備の個室なんて気の利いた場所がありまさァ。行くぜィ」


―――――



「……俺は何も見てねェ、何も聞いてねェ」





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