※夫婦子有り
※後半に若干の下ネタ




「まみー!」

「ははうえ!」

「どうしたネ?プリンなら冷蔵庫に入ってるヨ」

「ちがいまさぁ。ちちうえが」

「まみーがかまってくれないっていじけてるある!」

「…………」

「まみー。ぱぴーがこっちみてるヨ」

「ちちうえ……」

「……二人とも。いい子だからあっちでプリン食べててネ」

「わーい!」

「はい!ははうえ」

「……そーご、おいで?」

「…………」

「っぶわ、苦しいアル!やっぱ離れロ!」

「嫌でィ」

「子供より子供アルナ、パピー」

「どうせ俺よりあいつらの方が好きなんだろィ」

「当たり前アル」

「……神楽のバーカ」

「バカはオマエダロ」

「…………」

「……嘘アル」

「何が」

「あの子達は大好きヨ。……同じくらい、オマエも」

「同じかィ」

「我儘な奴ダナ。嫌いって言われたいアルカ」

「……嫌でィ」

「だから、苦しいって……」

「ぱぴー!」

「ちちうえ!」

「……どうした?」

「わたし、ぱぴー大好きヨ!」

「ぼくもでさぁちちうえ!」

「っ……!」

「そーご。」

「……父上もおめーらが何より大切だぜィ……。ありがとなァ」

「ウンっ!」

「だからちちうえ、ないちゃダメでさぁ」

「泣いてねーや。……ほら、戻ってプリン食ってろ」

「おにいちゃんのぶんもらっていいあるかー?」

「あー!いいわけねーだろぃ!」

「……大きくなったナ」

「……ああ。そうだねィ」

「あれ、ほんとに泣いてるアルカ?」

「……泣いてねー」

「しっかりしろヨ、パピー」

「うるせーや。元はと言えばてめーが悪い」

「まだ拗ねてるのカヨ。だせー」

「夫には優しくしよーぜ。ハート粉砕しちまわァ」

「……そうアルナ。たまにはいいかもしれないアル」

「え」

「あいしてるヨそーご。大好きよりもっと、大好きネ」

「…………」

「……そーご?」

「……おーい。父上と母上は大事な話し合いしなきゃならねえから、おめーら旦那のとこ行ってろィ」

「ハ!?おま、何」

「ぎんちゃんのところ?いくある!!」

「わかりやした。いってきまさぁ」

「気ィ付けるんだぜィ」

「あ、待っ、放せバカサドォォォ!!」

「何言ってんでィ。これから愛の再確認でさ」

「言葉にしたんだから解れヨ!そんなことしなきゃ確認出来ないなんて私達もうお終いネ!サヨナラ!さっさとあの泥棒猫の所にでも行きなさいヨ!!」

「どこの昼ドラでィ」

「……いや、マジで勘弁して欲しいアル。だって、ほら、毎晩……、ナ?新婚さんも真っ青アル」

「爺さん婆さんになってもずっと愛し合おうなァ……」

「オマエが言うとなんか生々しいんダヨ!」

「生?勿論でさァ。そろそろ三人目も欲しいと思ってたんでィ」

「いろんな意味でまだ早いネ!!離れ、っん……」

「……神楽」

「っ、その顔、ずるい」

「おめーも十分狡ィ顔してらぁ。可愛過ぎ」

「ばかやろー……」




(あれ、何しに来たのお前ら)

(ちちうえが、ははうえといちゃいちゃするからだんなのとこにいけって)

(あいつら何してんの!?ガキに変な気遣わせんなよ馬鹿なの!?)

(ぎんちゃんあそぼー!!)

(えー、銀さん忙しいんだけどそこまで言われたら仕方無いよなーほら高いたかーい)

(きゃはは!たかーい!)

(かおがでろんでろんですぜ、だんな)