※第二の出会い捏造あり




「あ、銀髪の旦那んとこの」

「オマエ確か、……新鮮組?魚屋かなんかアルカ?」

「違ぇよ、警察でィ。あんたは万事屋、だっけか」

「おうヨ!依頼金は前払いで頼むアル」

「誰も依頼するなんて言ってねえや」

「んダヨ無駄な期待させやがって。お詫びに酢昆布奢れヨ」

「ありゃ、相当頭が残念なことになってるねィお嬢さん。御愁傷様でさァ」

「オマエこそ、お嬢さんみたいな顔して腹は真っ黒みたいダナ。新手の詐欺アルカ?」

「旦那も教育がなってねえや。とんだ糞餓鬼だねィ」

「餓鬼はオマエアル」

「……あんた、夜兎なんだってなァ」

「……そうヨ」

「宇宙最強の種族がこの江戸に何の用か知らねえが、調度良い。どうぞ手合わせ願えますかィ」

「上等アル。じゃあ」

「──沖田総悟」

「は?」

「名を名乗るのは侍の流儀でさァ。此処で呼吸してる以上、やり方にゃあ従って貰いやすぜ」

「ほー……。了解アル」

「へェ、物分かりの良いこって。」

「神楽様ナメんじゃねーヨ。……あ、神楽アル」

「やっぱ馬鹿だろィ、あんた」

「なんかオマエには言われたくないネ」

「……ま。それじゃ一丁やりやすか、チャイナさんよォ」

「何アルかチャイナって。……フン、私の強さの前にひれ伏すがいいネ!えーっと……、おきた!!」




「……チャイナさんよォ」

「なんダヨサド野郎」

「初めて二人で会ったときのこと、覚えてるかィ」

「……のー。」

「あのときおめー、俺のこと名前で呼んだんだぜ。つっても名字だけど」

「そーだったカ?」

「それがなんでィ。会う度サドやらドSやら、名前になんか掠りもしてねえや」

「いーじゃねーかヨ。そーごのSで」

「おー、てめえでも英字は解るんだねィ。驚きでさ、……あ?今、なんて」

「いーじゃねーかヨそーごのSで」

「もっかい。あ、『いーじゃねーかヨ』と『のSで』の部分カットで」

「……そーご」

「……おかわりお願いしやす」

「そーご」

「…………」

「サド?」

「あ、録音し忘れたんでもう一回」

「録音?何の為にダヨ」

「何って……、目覚ましとか××とか××とかに有効活用する為?」

「オマエもう警察名乗んナ」