※隊長が残念






「ヨ、トッシー。酢昆布奢れヨ」

「あァ?出会い頭にタカりか」

「困ったときはお巡りさんに頼るもんだって常識ネ」

「都合の良いときばっか警察扱いたァ、てめえも賢くなったモンだな」

「おいおい褒めても何も出ないゼお兄さん」

「褒めてねーよどう聞いても皮肉だろ」

「……解ったアル。仕方無いネ、一ケースで手を打つヨ」

「一箱じゃなくて!?全く譲歩してねえよどんな大人買い!?」

「ケチ臭いアルなー。だからマヨラーなんダヨ」

「マヨラーなのは自分の意志だ!!」

「いたいけな少女に酢昆布の一つも買えないオマエはただのマダオアル」

「テメーの上司と一緒にすんな。大体お前は、こう……、年上への敬意ってモンが足りないんじゃねーか?」

「敬える程立派じゃないオマエが悪いんじゃネ?むしろ強くてぷりちーな私を敬えヨ」

「てめえ……」

「そうでさァ。土方さんなんてニコチン中毒だしマヨラーだし老けてるし、褒められたところなんて何処探してもありやせんぜ」

「ぎゃあ!?何処から湧いて出たアルかオマエ!!」

「チャイナぎゅー。」

「ひィィィ!変態痴漢強姦魔アルぅぅぅ!!」

「逮捕か。部下を逮捕すればいいのか俺は」

「何言ってんでィ土方。恋人同士のスキンシップだろィ」

「大法螺吹いてんじゃねーヨクソサドが!!」

「あ、間違えた。夫婦だった」

「殺ス!!」

「祝言には招待しやすぜ土方さん」

「…………」