過去へ!よみがえる記憶、チームの絆*2
潜入!美人デュエリスト捜査官☆
裏のデュエル悶絶3時間!
過去へ!よみがえる記憶、チームの絆*2
え?AVみたいなタイトルつけんなって?
ははは、どうも元気ですばるこですよろしく豚足ピース☆
なんでこんなテンション高いかって、もうすごく緊張してるから。
クロウにセキュリティの制服を借りたはいいが、これでセキュリティの身をくぐって自分のデッキとクロウのカードを取り返さなければならない。
バレたら終わりだわ。
そそくさとセキュリティの死角に入ってすり抜けた。
案外いけるもんだわ。
セキュリティに潜入してバレ、捕まりやらしいことをされるという展開もなく、私はクロウのアジトに帰ってきた。
イツキに言われた、縄張り争いの争奪戦にセキュリティが横入りしてデッキを取られるなんて、デュエルギャングも大変だね、という言葉。
記憶がないけど、私はやはりデュエルギャングの一員で、縄張り争いのためにデュエルをしていたらしい。
「サンキュ!お前のデッキも無事に取り返せたみたいだな。」
『ほんと、怖かったんだから!』
「ばるこ、デュエルしようよ!」
『イツキ。いいわよ!私も取り返したデッキで鈍った感を取り戻さなきゃ!』
「手加減なんてしないでよね!」
『もちろん!』
私はドローする。
引いたカードは…
「ばるこ、おはようございます」
『・・・疾風の暗黒騎士ガイア!』
そうだ、そうそう。
私が今まで、デュエルを始めてからずっと一緒に戦ってきた。
疾風の暗黒騎士ガイア…!
私は疾風の暗黒騎士ガイアを中心としたデッキで戦ってきたのよ……!
「アルカディアムーブメントの夢から目を覚ましましたか。」
『うん、ありがとう…!』
私のデッキはサイキックデッキじゃない。
『イツキ!行くわよ!切り札召喚!いっけー疾風の暗黒騎士ガイア!!』
私は疾風の暗黒騎士ガイアでイツキのライフを0にした。
「やっぱばるこは強いねー!」
『楽しかったね!』
「獅子は兎を狩るのにも全力を尽くす…さすがはばるこだぜ!」
『サテライトの女豹って呼んでいいよ。』
「言わねーよ。」
『あらそう。』
「言い忘れてたけど、遊星がお前のことを探してたぜ。」
『遊星が?』
ほう、D・ホイールのことでねぇ。
「ばるこ。」
『なぁに、イツキ。』
「本当はクロウ兄ちゃんもばるこが遅いって心配してたんだよ。」
『まじで?』
クロウにも可愛いとこあるなぁ。
さぁ、遊星に会いに行こう。
『遊星!』
「ばるこ!預かっていたD・ホイールの試作機、調子が良くなった。」
『え、ほんと!』
「試しに乗ったらどうだ?」
『そうね、乗ってくる!ありがとう遊星!』
私がアルカディアムーブメントのD・ホイールの訓練の帰りに遊星と会ったとき、私が思い出した光景はこれだ。
「すぐ準備する。お前はこのライディングスーツに着替えていてくれ。」
『クロウといい遊星といい、私に服着替えさせるよね。そんなにコスチュームプレイがお好き?』
「え?」
『あー、何もない何もない!』
私はライディングスーツに着替え、遊星が準備してくれたD・ホイールに乗る。
『サテライトの不二子よ…』
「あぁ、よく似合ってるぞ。」
『えっ、あ、まじで!』
遊星は何とゆーか、真面目だからか、恥ずかしいことも普通に言ってしまうよねー。
変なアルカディアムーブメントの夢から覚めたと思ったらまぁイケメンに囲まれ、私は満足よ。満足、満足。
D・ホイールに乗せてくれた遊星にお礼をいい、私はアジトに戻ろうとした。
あれ?私今までこの街でどこに住んでたんだっけ
しばらく辺りをウロウロしていると、目の前から歩いてきたのは…
「おお、ばるこ!どうだい調子は?満足してるか?」
『・・・っ!!』
あぁ、私はこの人に会うために夢から覚めたんだ
+continue+
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[mokuji]
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