デュエリスト in…




あなたのアジトで
デュエルに敗れた私と

脅迫スイートルーム。











デュエリスト in…










『ボスが、負けた…?』


私は仲間から聞いて驚く。

私のチームのボスが、今エリア争いをしている、チーム・サティスファクションに敗れたらしい。

ボスが負ければチームの負け。
私のチームが領地としていたエリアは、今日からチーム・サティスファクションによって制圧されることになった。





夜。

私はサティスファクションのアジトの近くにいた。
タイミングよくそこを、サティスファクションのリーダーがアジトに帰るために通る。


『鬼柳京介!』
「!?」


私が彼の名前を呼ぶと、驚くように目を見開いてこちらを向く彼。


「お前は…」
『ろじこ。今日あなたのチームと戦って負けたチームの一員よ。』
「何しにきた!」


エリア争いをしたチームと聞いて、少しムッとした、警戒するような表情をする鬼柳。


『何、そう警戒してるの?その通り、あなたとデュエルしに来たの。』
「何だと!」
『別にエリアを奪い返すとか、そういうことじゃないから安心して。私が悔しいから、個人的に鬼柳に会いに来ただけだし。』


相手の返事を待たず、デュエルディスクを構える私に、鬼柳は決心したように縄を投げかける。
これは、サティスファクションが使う、相手のデュエルディスクと自身のデュエルディスクに装着し、負けた方のディスクが爆発し破壊されるという装置だ。


「仕方ねえ!デュエル、受けてやろうじゃねえか!」
『さすがね!私のターンからよ!』


勝つつもりで臨んだデュエルだが、鬼柳は強い。
私のチームのボスが負けたのだから当たり前なのだが。
私は惜しくも敗北してしまう。


「これで終わりだ!モンスターでダイレクトアタック!」
『うそ・・・っ!』
「俺の勝ちだぜ!」


わざわざ相手のアジトに、しかもこんなひと気の無い夜を狙って来たのに、これではどんな顔をしていいか分からない。


『私の、負け…!』
「おい。」


膝をつき額然とする私を、鬼柳は見下ろす。


「ろじこ。お前、わざわざこんな夜道で俺を襲うなんていい度胸してるじゃねえか。まぁそれで負けてちゃなぁ。」
『…何。私の負けよ、早く私のデュエルディスクを破壊したらいいじゃん!』
「いや…それはいい。」
『どういうこと?』


怪訝な顔をする私と、ニヤリと嫌な笑みを浮かべる鬼柳。


「お前、ちょっとこっち来いよ。」




『っや!やめて…!』
「敗者は黙ってな。」
『…っひ、ぅ』


鬼柳の部屋に連れ込まれたと思ったら、いきなりソファに突き飛ばされた。
これから何が起こるか、嫌な考えしか浮かばなかったので必死に抵抗するも、無理矢理キスをされ、そのまま服を脱がされる。

半裸のまま四つん這いになる私に覆いかぶさり、鬼柳は私の胸や下半身を触ってくる。


『やっ、やぁ…!』
「嫌じゃねえだろ。何で乳首固くしてるし下はこんな濡れてんだよ?」
『ち、違っ…!』
「違うくないだろ?ここ、指2本も入るしこんな音鳴らしてるぜ?」


鬼柳は耳元で、実は淫乱なんじゃねえの、と囁きながら、私の膣に入れた2本の指を曲げたり伸ばしたりして刺激をする。
その度、くちゅくちゅといやらしい水音を立たせる。


『やぁん!そこ…やぁ!やだ、やだぁ!』
「っすげぇ反応、そんなに好きかよ。」


嬉しそうに笑う鬼柳は、さらに指の動きを早める。


『あぁっ、は…だっめ、ぇぇっ!』


下半身が熱くなり、それが心臓、脳にまで響くような熱を感じで、私は思わず内股になってしまう。
四つん這いで、おしりを突き上げるようにして足をガクガクを小刻みに震わす私を、鬼柳は満足そうに見下ろす。


「気持ち良かったか?ソファと床がびちゃびちゃになってるぜ。」
『…えっ?』


力なく起き上がり、見るとソファとコンクリートの床に水をこぼしたような染みがあった。


『えっ、な、何…!』
「潮吹くなんて、とんだ変態だな。」
『や、違う…っ!』
「本当は淫乱のくせに。」
『…あっ、』


鬼柳はどこからか取り出したロープで、私の両腕を上げて縛る。
そしてバイブを、先ほどまで指をいれていた膣内に挿入する。


『な、何これぇ…!やっ、やぁぁん!』
「ドMにはたまんねえってか?胸も触ってやるよ。」
『だめっ、も、イく!イくのぉぉっ』


自由のきかない身体、一方的に責められること、ただ快楽だけが頭を支配してくる。


『っはぁ、はぁ…』


膣をヒクヒクさせながら、トロンとした目で鬼柳を見ると、鬼柳はキスを落としてくれる。
下を絡め、甘く、激しく。


「散歩だ。」


散歩、とは。
よく分からないことを鬼柳がつぶやく。

私が黙っていると、鬼柳は私の腕を拘束していたロープを解き、その代わりに首輪をつける。


「ほら、俺がリードを引くから、お前は四つん這いで歩くんだよ。俺の部屋で散歩な!もちろんバイブは突っ込んだままだけどな!」
『っ!』


私は四つん這いで、言われたとおり、鬼柳の引く方へ進む。
膣ではバイブがウィンウィンと機械音を鳴らしている。


『ぁん、っは、っはぁ…』
「ろじこ、こっち。」


リードを引かれる方向は、ベッド。


あぁ、私このベッドで今から鬼柳に抱かれるんだ、と思うとさらに身体は熱を帯びる。
バイブで刺激され続けている膣だけでなく、心までキュンキュンと収縮する気がする。
早く、彼のモノを入れて欲しい。ひと思いに突いて欲しい。


『欲しい…』
「何をだ?」


私がつぶやくと、鬼柳は思いきり私を見下すような笑みで聞き返す。


『・・・っ』
「言わなきゃわかんねえぜ。」
『や、恥ずかしい…』
「じゃぁやらねー。」


バイブのスイッチをOFFにされる。
急に刺激を失われた膣は、再び刺激を求めるようにヒクついている。

やだ、刺激が欲しい。

欲しい。


『…おちんちん…』
「ください、って言ってみな。あぁ、あと俺のことは京介でいい。」
『京介の…おちんちん、ください。』
「よしよし。ほら、やるよ。」


鬼柳がズボンのチャックを下ろす。

私はそそり立つ鬼柳のソレを、なんの躊躇もなく口に含む。
丁寧に舐め、前後に動かし、適度に吸う。


「くっ…ろじこ、うまいな。」
『んんっ、おいひい…!』


一心不乱に鬼柳のイチモツを舐めていたが、鬼柳も限界が近づいたのか、それを制し、私を仰向けにして足を開かせる。


私は息をのんだ。
ついにコレが私のナカに…!


鬼柳はゆっくりと自身を私の膣に入れる。
全部入ると、腰をグラインドさせながらモノを出し入れする。


『ぁぁん!気持ちいいっ、ひぁぁ!』
「っく、…!」


快楽のことしか考えられない私は、ただただ喘ぐしかなく、鬼柳もまた快楽に表情を歪ませる。


『やぁ、もっと、もっとしてぇぇ…!』
「っぁ、もっと満足させてやるぜ…!」


向かい合って、または横を向きながら、そして四つん這いになり後ろから、立ちながら。

何度私は絶頂を迎えただろうか。


『やっ、ああん!も、やだ、やだぁぁっ!イく、イくぅっ…ん!』
「っは、出る…っ!」


最後は向かい合って抱き合いながら、互いに果てた。



『はぁ、はぁ…』


力なく、だらん、とベッドに横たわる。



私はもう、快楽の虜。


+fin+




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