秘密潜入捜査官の女〜デュエルギャングのアジト編〜
私は秘密潜入捜査官のろじこ。
セキュリティの選ばれた人材により結成された捜査チームの一員である。
組織に潜入し、闇に隠された悪を暴く仕事だ。
このサテライトの秩序を乱すデュエルギャング。
暗闇に紛れるそのギャングのアジトに、忍び込んでギャングを摘発していくのが今回の私の目的である。
私は真っ黒なレザーのボディスーツに身を包み、サテライトへ向かう。
秘密潜入捜査官の女〜デュエルギャングのアジト編〜
私の前にそびえ立つ、今にも崩れそうな廃ビル。
チーム・サティスファクションというギャングが拠点にしているらしい。
私は足音を立てず、スルリとビルに忍び込んだ。
『何もない…ギャング達はここを拠点にしてるって言うけど、そんな様子も全くないわ…』
人気のない廊下を歩きながら辺りを見回す。
しかし、ギャングの悪事を感じさせるような手がかりも何もないのだ。
ガチャ
ひとつのドアを開け、部屋に入る。
!
机に、地図が一枚。
所々が黒く塗りつぶされている。
サテライトでは、いくつかの区域に分けられ、そこでエリアの争奪デュエルが行われているらしい。
『やっぱりチーム・サティスファクションはここをアジトにして、エリアの制圧を企んでいたのね…やっと手がかりを見つけたわ。』
私がその地図を手に取ろうとしたその時。
背中に嫌な空気を感じた。
『・・・っ』
振り返ろうとすると、「動くな。」という男の声が聞こえた。
恐らく、背中には鋭利なものがあてがわれている。
『い、いつの間に…』
「気づかなかったのか?ちょうどアジトに帰ったら、何か嫌な予感がしたんだよ。敵チームのスパイかと思ったら…お前、セキュリティだろ。」
『な…』
何で…気配は消したはず…
すると、まるで私の考えを見抜いたように、男の声は言う。
「どんなに静かに歩いても、こんだけボロいビルだ。天井から砂が落ちてきたらすぐ気づく。」
『どんだけボロいのよ…』
悪態をついたところで、私の肩に手が触れるのを感じた。
思わずビクリとしてしまう。
「動くなって言ったろ?動いたり、声を出したら…分かるよな?」
『・・・』
背中には、まだ鋭利なものの感覚がスーツ越しに伝わっている。
ナイフでも当てられているのだろうか。
抵抗しないのが分かったのか、肩に置かれた手が、強く肩を握り私を男の方へ振り向かす。
『っ!』
私が体ごと後ろを振り向かされると、目の前には水色の髪にバンダナをした、鋭い目つきの男が立っていた。
『…リーダー、鬼柳京介。』
睨むように男を見ると、男は少し口角を上げ、俺のことはマーク済みかよさすがだな、と呟いて私の太ももを撫でる。
『ちょっと!!』
「おい。」
『っ!!』
鬼柳は私の首筋にナイフをあてがう。
金属の冷たさが、ゾワリと伝わる。
「こんなところで死にたくないだろ?」
『・・・』
「なぁ。満足、させてくれよ?」
鬼柳はニヤリと笑って、太ももを撫でていた手を胸元へもってくる。
そしてボディスーツのチャックをつまみ、ジーッと下へ下ろしていく。
『・・・っ!』
私は自分がどんな状況にあるか考えたくなく、思わず目をギュッとつむる。
胸元がどんどん露わになっていく。
「おー、何だよノーブラかよ。やらしいな。」
目を閉じたまま顔を背ける私に、鬼柳は気を良くしたのか、上機嫌に谷間の乳房を撫でる。
『っや……』
思わず漏れた声に、鬼柳は声出すなっつったろーが、と低い声で脅すように言う。
何も言えなくなった私をよそに、鬼柳はボディスーツを左右に思いっきり開く。
隠れていた胸がポロンとスーツから零れる。
『っ…!』
「すげぇ…いいもん持ってんなぁ。はは。おっと、声出すなよ、なぁ?」
相変わらずナイフが首元に当てられている。
鬼柳は片手でナイフを持ち、片手で私の胸を弄ぶ。
見ず知らずの男に脅されながら、こんなひどい状況なのに、断続的に乳頭やその周辺に与えられる刺激に、私は体の内部が熱くなってくる気がした。
それを察したのか、鬼柳はファスナーを一気に股間のところまで引き下ろし、秘部に人差し指を一本沿わせる。
「なんだ?この音はよ…」
『…っ、』
鬼柳はわざと私に聞こえるようにピチャピチャと水音を鳴らす。
その音は、紛れもなく私が膣を潤わせている証拠であった。
域を荒くする私に、鬼柳はさらに言葉を重ねる。
「感じてるのか?こんなことされて気持ちいいのかよ?」
膣に入れられている指は、2本に増え、やや強引に掻き乱される。
『っあぁ!やぁ…それはっだめ!』
「声出すなって言ってんだろ!」
『でもそれはダメなのぉ…!あぁん!』
怒鳴る鬼柳や、ナイフで切られるかもしれないという不安を考える余裕すらなく、私は身悶えするしかなかった。
涙が頬を伝う。
『もうやだ、やだぁ…!』
「イクのか?イクのかよ、なぁ!?」
『ぅ、あぁ…イク、イキますぅ…!!』
鬼柳の手の動きが早まり、私は頭の中が真っ白になる。
気がつけば、足に力が入らずガクッと膝をつく。
『はぁ、はぁ…』
息を整えようとする私の目の前に鬼柳は立ち、自らズボンを下げる。
『・・・っ』
「ほら、舐めろよ。」
『っ、ん…』
私は力なく鬼柳のイチモツを握ると、それを口に含んだ。
頭を押さえつけられ、苦しい。
しかし、私は必死に男根を咥えるのであった。
『・・・っ』
「ああ、起きたか!ろじこ、大丈夫か?」
『え、ええ…』
目が覚めると、私はセキュリティの仮眠室で横になっていた。
同僚が心配そうに私の顔を覗き込む。
『え、私……』
「サテライトに捜査に行ったきり帰ってこないと思ったら、セキュリティのビルの前で倒れてたんだぜ?ろじこ、サテライトで何があったんだ…?」
『お、覚えてない…』
ボディスーツはきちんと身だしなみが整えられている。
まるで、アジトでのことがなかったかのように。
「珍しいな、ろじこが任務失敗か?まぁサテライトは油断ならない場所だからな。無事帰ってきただけ良かったさ。」
『う、うん…』
「ところで、ろじこってスカーフとか巻いてた?」
『え?』
同僚に言われ、首元に手をやる。
確かに、首に何か巻かれている。
私はハッとしてトイレに駆け込み、鏡の前で首に巻かれたものを解く。
『紫の…これは、バンダナ?』
そして、首元に咲く紅い痕。
紛れもなく、これはーーー
私の中で、何が熱く疼くものを感じた。
+fin+
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[mokuji]
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