イレギュラーな記憶喪失少女が、巌窟王エドモン・ダンテス以外を召喚した話。 「最近、あの二人が、ひどいんだ」からはじまる。 ちなみに 「最近、あの二人(の仲)が(前よりもずっと)、ひどいんだ」 である。 ――少女の手に胃痛の薬が常備される日も近い。 考えてみれば、ぐだより早く召喚すればいいんですよね! それでも召喚出来るイメージがわきませんが……。 【ガウェイン】 「最近、アヴェンジャーとセイバーがね、ひどいんだよ」 「え?巌窟王とガウェインが?」 いつも通りじゃないかという心境ががっつり顔に出ていたらしい、彼女がとても微妙な顔をした。 それから「それもそうだけど……」と手元の饅頭に目を落とす。 つい二週間前。アヴェンジャーだけだった彼女のサーヴァントは、アヴェンジャーとセイバーの二人に増えた。 セイバークラスの、上記で真名が出たガウェインを彼女が召喚したのだ。 ガウェインとはキャメロットで色々あったのだが、まあ省く。ネタバレよくない。 ガウェインを召喚した彼女はかなり戸惑っていた。 戸惑って、どう接しようと、頭を抱え、悩んだ。 アヴェンジャーとは―以外にも―良好な仲を築いている彼女なら、大丈夫だと思いながら、オレはよくそんな彼女を見ていた。 ……それも懐かしい光景である。 いまやガウェインと彼女は仲睦まじい主従関係を築いている。 うふふあははだ。 まあ、うふふあはは、が気に入らないサーヴァントはいるのだが。 お察しの通り、アヴェンジャーの巌窟王(最近知った)だ。 × こんな感じでやっていくと思われる。 20161004 back |