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「かっわっいー!!!!」

「もう、どーにでもしてくれ……」



諦めたようにため息をつく平助。
その彼の髪の毛は今、腰の辺りまである。

…あ、勿論ウィッグよ?そんな一瞬で伸びる訳ないし。




平助に渡した衣装は「魔女」。
魔法使いでもよかったんじゃないかって?

だって平助は皆の中でも小さい方だし、可愛い顔してるし(これを言うと本人は怒るけど)、絶対似合うと思ったんだもん。


ぶちぶちと文句を言ったりするものの、結局は着てくれる辺りが優しい平助らしい。



「いやー。それにしても平助、思ったより違和感ねぇな」

「でしょでしょー?やっぱり私の目に狂いはなかった!平助、女の子って言ってもいけるよ!!」

「俺、女じゃねぇよ?!」



原田さんの言葉尻に乗っかり、ついでに親指を立てて平助を見てみたけど、凄い勢いで突っ込まれた。

うーん苦労人だなぁ←



その後、なぜか肩を落として落ち込む平助の頭を原田さんが苦笑しながら叩いていたんだけど、どうしたんだろう……?






(好きなやつに「女でいける」って言われた俺って……)

(まぁまぁ。あれはアイツなりの誉め言葉なんだよ)
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