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「こんにちはー!!」




スパーンと大きな音をたてて道場の扉を開ける。

今日は遅くなっちゃったからなぁ…皆もう来てるかも。




「うるせぇぇぇ!!扉は静かに開けろっていつも言ってんだろーが!」


中に入ろうとした瞬間、土方さんの怒声が私を直撃する。

予想していたとはいえ、やっぱりうるさいものだ。



「遥香ちゃんより、土方さんの方がよっぽどうるさいですよ」



…あーあ。沖田さん、口に出しちゃった。
私でも言わないようにしていたのに。

「口は災いの元」って本当よね。


チクリと毒を吐いた沖田さんに、土方さんの血管がブチッと切れる。

そのまま喧しい口喧嘩になるのもまぁ、いつもの事だ。




「ハイハイ!二人ともうるさいってばー。私、今日はちょっと持ってきた物があるんだから」


え?私が二人の喧嘩の原因だって?
そんなの気にしたら負けよ。いつもの事だもん←




「おー。何持ってきたんだ、遥香?」


興味津々に寄ってきた平助をはじめ、やがてそこにいた全員が私の周りに集まった。



「ふふ♪今日って、ハロウィンでしょ?」

私の言葉に、そういえばと頷く面々。

「と、いう訳で。じゃじゃーん!仮装の衣装、持ってきちゃいました!!皆、着てくれるよね?」



返事も聞かず、各自に一つずつ袋を渡していく。
中身の見えない白い袋に、それぞれ衣装が入っているのだ。


ち な み に 。
衣装のセレクトは私だったりする。

皆どんな感じかなー。楽しみっ♪






3P〜 平助君
4P〜 新八さん
5P〜 斎藤さん
6P〜 原田さん
7P〜 沖田さん
8P〜 土方さん

9P 後書き
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