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店を出て再び俺の車に乗り込むが・・・美佳はなぜか緊張した面持ちで口数が少なくなっている。

大切そうに握り締めた手の中には俺の部屋の鍵がある。



その鍵を使って今日俺の部屋に行きたいと言った美佳は、艶やかな女の表情をしている・・・・・。

もう既に何度となく体を重ね、朝まで共にした事もあった・・・。


俺の部屋に少しずつ美佳の物が増える事も、楽しみの1つになり”いつかは・・・。”と

思う事もあった。


だが、それを今日まで伝えられなかったのは・・・歳の離れた大人としての外聞で・・・。









夕暮れの朱に染まる日差しを受けた美佳の横顔が、出会ったあの日より確実に女になっていた事に今更気が付いた。









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