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陽色の作った晩御飯を今日は炬燵で食べる、今日はつまみの様なメニューでそれに合わせて酒を用意した。
『今日はイタリアンでワインにしたかったんだけど、炬燵だったらこっちだよね!』
豚の角煮・肉じゃが・茄子の煮浸し・金平蓮根・切干大根煮・唐揚・・・・・そして、焼酒。
俺はロックで、陽色はお茶割で用意する。
「なあ、陽色の肉じゃがいつものと味が違うよなぁ?」
じゃがいもを1つ口に入れると何か違和感を感じた。
『あ!気が付いた?千鶴ちゃんに肉じゃがにバターをちょっと入れるだけで味がよくなる
って教えて貰ったから、試してみたの。どう?美味しい?』
不安そうに首を傾げて尋ねる陽色が妙に幼く見えた。
「ああ、旨いよ。けど、いつもの味も捨てがたいな。」
そう伝えると、陽だまりの様な温かい笑顔を浮かべる。
この顔がいいんだよな・・・。
この笑顔を守ってやりてぇんだよな。
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