絆して 絆されて。
2012/01/26 00:55


まず大前提として、志摩燐なのです。
最終的に幸せになってほしいのだけれど、最初のほうは志摩sなんがかなりひどい人でですね…。

学校卒業して、二人で暮らし始めた志摩燐。
最初は甘い二人の生活が送られるんだけど、何年かした頃。
倦怠期を迎えた志摩さんが、浮気をするようになります。
もちろん燐のことはちゃんと好きだけれど、なんだかちょっと、つまみ食いしたいなあって思うわけですね 志摩さんが。
で、おんなじ男はアレやし、やっぱり女の子かなあ、て。
浮気相手の女の子は誰でもいいけれど、とにかく一晩寝たらそれきりな関係ばっかりで、愛情の欠片だって志摩は女の子に感じてない。
毎回やることをやって、ちゃんと証拠だって完璧に消して志摩は燐のいる家に帰るのだけれど、燐は不意に香る女物の香水とかから志摩の浮気には気付いてる。
気付いてて、何にもいえない。嫌われたくないし何より自分を嫌いになったって言われるのが怖かったから。
何にも気付いてない振りしておかえりって笑って志摩さんを出迎えて、一緒のベッドに入って。
志摩さんを手放したくないから、慣れないのに自分から誘ってみたり、ちょっと積極的になってみたりして。
志摩さんも志摩さんで、何かおかしいなあ、なんて思っているけど口にはしない。全部終わった後は普通にしてるから、気のせいなんかな、なんて。

そんな折、すこしずつすこしずつ心を病んでいった燐がある日倒れてしまう。
食べる量が半分くらいになっていて、久しぶりに会った雪男、愕然。
あんなにちゃんと食べろって自分に煩かった兄さんが、どうして、って。
原因を追究しても燐は頑なに何でもないを突き通すけれど、雪男はうっすら気付くわけですね。原因が志摩にあることに。雪男、ギリッ…!
こんなとこに兄さんを置いとけない!こんな顔させるために、二人暮らしを許したわけじゃない、って雪男に加えメフィまで出てきて騒動に発展して、とうとう燐をメフィの屋敷くらいに隔離しちゃうのね。志摩さんには何にも言わずに。

ただいま、って家に帰ったら燐の荷物がまるごとなくなってるのに気付いた志摩さん愕然。全部終わった後で燐が倒れたことや、ここからいなくなったことを聞かされて。
会いたいって、会って話したいって雪男に掛け合うも、頑なに許されず。
燐は燐で会いたい、戻りたいって雪男やメフィに掛け合うのだけれど、二人にとってはどうしても燐をこんな目に会わせた男のところに戻すのは癪で。

そんな中、ある日燐がとうとう暴挙に出る。
部屋に張ってあった結界をぶち破って、屋敷を後にして志摩さんのところへ。
志摩さんも志摩さんで悶々としていたところにいきなりの燐登場で、びっくり。
ひさしぶりに会った燐はちょっぴり痩せていて、なんで俺、気付いてられへんかったんやろ、なんて志摩さん自己嫌悪。
ごめんな、なんて謝る志摩さんに燐は首を振る。謝るなよ、お前は悪くない、って。
それでも志摩さんは納得がいかない。
失ってようやく、燐の大切さに気付いた志摩さんはごめんな、ごめんな、って何回も謝る。その度首を振る燐。

俺のこと、信じてなんてもう言えへんけど、それでも。
もう一回君と暮らしたい。君が好き。

その言葉にようやく頷く燐。
仲直り。

でまあ、最終的にしあわせ志摩燐になるのですけど、
何が書きたいってあんだけ可愛い奥さん放ったらかしにして女の子に走る大馬鹿志摩さんが、書きたいのです…!
根底には燐のこと好きだって気持ちがあるのに、どうしてもやるせない思いがあって浮気に走る志摩さんが…!

…いつか書きたいです。ほんとに。
長々と失礼しました!
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