*ANOTHER DATE*


…3月15日…

蓮 「へっくしょん!」

雫流「ちょ、大丈夫ですか?蓮さん」
蓮 「うぅ、寒気が…」
雫流「あぁ、聞いた聞いた」
蓮 「聞いた?」
雫流「あの子からね。仕方ないよ。昨日、夕方から大雨だったもんね」
蓮 「…かっこ悪い」
雫流「オチがついておいしいじゃん?」
蓮 「…オチ」

雫流「まあ、あれでしょ?要はあの子とデート出来たは良いんだけれど、夕方からの大雨に見事に降られ、思い切りびしょぬれになって、風邪引いたんでしょ?」
蓮 「…そういう、ことだ。ごほごほ」
雫流「別にあたしは構わないんだけれど。大丈夫?熱は?」
蓮 「(ピピッ)…38度」

雫流「即行、寝ろ」

蓮 「うぅ…」
雫流「でも、蓮さんが上着貸してあげたおかげであの子は風邪ひかなかったみたいだよ?」
蓮 「そ、そうか」
雫流「良かったじゃん」
蓮 「う、うむ。しかし」
雫流「だから、あたしは気にしなくていいからとっとと寝なさい」
蓮 「…わかった。じゃあ、埋め合わせは…」
雫流「また聞くわ。ほら、寝るよ。ベッド入りなさい、ベッド」
蓮 「し、しずる…」
雫流「はよしろ( ̄∀ ̄)」
蓮 「…!」
雫流「じゃあ、あたしがいつも風邪引いてるときに飲むの作ってきてあげるから」
蓮 「なんだ?」
雫流「はちみつミルク」
蓮 「美味そうだな」
雫流「んーまいよ。だから早く寝なって」
蓮 「すまない」
雫流「はいはい」

…がちゃ。

雫流「やれやれ、手のかかる…」



そんなわけで。蓮さんは風邪を引きましたとさ。

ちゃんちゃん。


デート?え?デート?
さぁねww




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