勘違いの廊下


 日々、思いは募っていった…。
 その勢いは止まることなく、1日1日そのスピードを上げて。

 完全な一目惚れ。くるくると変わっていく表情にいつしか心奪われていた。

 …こんな想いを抱いてはいけないと、分かっていたのに…。

「奏…様…」

 届くことがないだろう気持ちと一緒に、空へと声は消えていった。


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