「えぇ!?じゃあ、英語もテスト…!?しかも、抜き打ちだなんて…」
「職員室で言ってたから、近々やるんじゃないかな」
「うわぁ…それ、ありえない」
「ふふっ、生徒にはキツイお話だよね」
「…うぅ、修ちゃん…楽しそう」
「そうですか?気のせいですよ」
「むぅ…」
「そうそう、そういえば…矢野に呼び出しされてたろ。奏」
「え!?なんで知ってるの!?」
「ちょうど廊下を通りかかったら、見えた」
「そうだったんだ…」
「それで?」
「え?」
「なんだったの?」
時計の針は進んでいく。
でも、君と寄り添って話をしているんだ。
仕方ないよな。
これほど、幸せで
これほど、愛しい
そんな時間は
絶対にないから。
―Fin―
→あとがき
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