ナルト成り代わり






「君は、何でそんなに自由に生きてるの?」


他の人の迷惑とか何も考えて無さそうな傍若無人な振る舞いをする人間がいた。だけどそんななのに迷惑になっていなかった人間がいた。僕はその彼女に興味を持った。
確かに傍若無人なのに、他者の障害とならない彼女、僕の観察対象。

そんな僕の観察対象が死んだ。

その子の余りにも自由な在り方に、どうしてそんな風に在れるのか気になって喚んで、聞いてみた。

その時、『また』と言って居なくなった君は、

生きるは地獄だと言った。
死を選ぶは愚かだと言った。
くだらない枠の中で終わるのか?と言った。



そして、

笑って言った。


『どうせ理不尽に生まれ、訳も分からず死ぬんだ。好きなように生きて何が悪い?』





それは、僕が別の世界に生まれさせてしまう前に会った君の“答え”


僕は君が気に入ったよ。だから、もう一度また、君の眩しい光にも似た生き様を僕に見せて?

僕は君はまだ死ぬには早いと判断した。だから、今度はこの君の知る漫画とやらの世界で、原作を知る君が、どんな生き方をするのか…僕に見せて?

その為に色々用意したんだ。さぁ、僕を楽しませてよ。名無…





神の愛娘よ。









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