薄桜鬼連載×華鬼トリップ
2010/08/10 21:18
アンケートにあった新ジャンルのコメで妄想したら萌えたので書いてみた。
夢主は狂散主がひょんな事からトリップ。もしくは転生。 んで記憶の中にある大切な皆のことを思いながらも華鬼の世界で性別を隠して生きることに。
因みに華鬼の神無ちゃん家に居候。神無ちゃん可愛い。可愛いは正義。神無ちゃん千鶴にちょっとだけ似てる…と最強のボディーガード化する夢主。 華鬼の世界唯一の女鬼。
誰オチ?さぁね。でもきっと夢主から見れば皆射程範囲外。華鬼は原作読んでる為原作知識があって好きだけど神無ちゃんいるし。みたいな感じ。
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俺はとても困っている。
私は極一般的な少し他人とズレた思考回路のオタク、つまり現代人だった。そんな私は死んだ。痛いのは嫌いなのに物凄く痛い死に方だった。そして、生まれ変わった。あの、薄桜鬼の世界に。
私は私だったけれど、俺になった。
俺は鬼だった。歴代最強と謳われ、狂桜鬼と呼ばれた。狂い咲きの桜の鬼姫、それが俺。
力があった。地位があった。それでも、全部を選べない事を知っていた。
私にとって、俺にとって、
それは駄目な事だった。
薄桜鬼の世界はとても切なく、儚く美しい。けれど、悲しくて苦しくて、俺は(私は)、来たるべき未来を拒絶した。
皆が死ぬ、皆がいなくなる…そんな未来を俺は認められなかった。 だから、自分の為に世界に抗う事を選んだ。
そんな風に毎日を過ごしてきた俺、数々の修羅場を潜り抜けてきた俺でさえこの事態には酷く困り果てていた。
目前に広がるコンクリートで舗装された地面、電信柱に、アンテナ、ついでに不味い空気。 現代の普通の世界。平和ボケした生温い世界。その世界が広がっていた。
気が付けば別世界、なんて…洒落にならない。
この世界を俺はよく知っている。私の前世、この世界と同じような世界に居たから。なので持っていた剣と刀を見えない所にしまう。
そして、じんわりと汗が滲みそうな夏の暑さに目を細めながら、辺りを見渡す。
(ああ…なんか───)
『懐かしい、な』
そして、私は服をどうにかする為に歩き出す。
この先で私は世界が何なの世界なのか知る事となる───…
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華鬼トリップ!
これで復活にトリップでもイケる気がする。
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