意外にもベル様はラッピングを綺麗に取る派らしい

ビリビリ破かれるタイプかと思いました



「ん?」
「私からのプレゼントです」

「…」
「Corno Rosso」
「んでこんなモン」

「私なんかにはベル様をお守り出来ませんからせめてそれがベル様を守ってくれればと…」

「…お守りなんて柄じゃねぇんだけど」

「ポケットに入れているだけでも宜しいですから」

「めんどくせ」



かったるそうに言いながらもベル様は手の中の赤色の角の形をしたキーホルダーを乱雑にポケットに突っ込んだ


「ありがとうございます」
「別に」


素っ気なく言っていても分かるんです
いつもは意地悪でもいざとなった時は強くて優しいベル様


「…何にやけてんだよ?」
「えっ、にやけてましたか?」

「ん、すげーな」

「っ、あまり見ないで下さいっ!」

「ししっ、ヤダね」



必死に顔を手で隠そうとする私とそれを阻止しながら白い歯を見せるベル様



どうかいつまでもこうして笑っていて下さるようにと

隣に居させて欲しいと


祈るしか出来ない弱い私ですが


誰よりも貴方を愛しております



END
......

(来年もまた祝わせて下さいね)

(当たり前じゃん)




Caro Principe
Buon Compleanno







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