あかりがまぶしいメルマガ「かわせみだより」2016年10月号
(コラムまとめ) 2016/10/01 17:09
「かわせみだより」2016年10月号のコラム「副店長のぼやき」を掲載します。
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しとしとと降り続く雨が冷たい季節になった。暑がりな私でも半袖は時折肌寒く、袖を長くしたり重ね着をしたりと対策を講じている。紅葉狩りがしたくなる。
この時期は例年、文藝屋としては落ち着いた日々を送る。秋の夜長は企画に縛られず、自由に各々の創作に打ち込んで頂きたいということが大きな理由としてある。それに、内定式や仕事の引き継ぎ、大学は後期の授業が始まり、学校でも所によっては入学試験がちらほらと行われてなにかと忙しい。
秋もまた、始まりの季節なのだろうか。人生でいうところの「第二の人生」とかいうものの形容として「秋」が使われるのもなんとなくわかる気がする。春からの半年間の自分を今一度振り返り、改めて年度末までの時間へのスタートを切る。
そういえば中秋の名月が綺麗だった。近すぎず遠すぎず、でもやっぱり遠い。いつも自分の上にいるのに、気づいた時にしかその美しさに気づけない。感慨深かった。
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