「ぁ…ちょ、汚な…」
顔を紅潮させ、信じられないと言う様に沖田は土方を見た。
呑み切れなかった白濁が土方の口許を伝っていく。
ずるりと土方は咥えていた花芯を離した。
「…総悟のは好きな味だからいいって前、言ったろ」
土方は口許についた白濁を指で掬ってパクリと口に含み残らず舐め干した。
「―――っ!」
ゆっくりと指を口から抜けば、粘着質の銀色の糸が引いた。
その光景に沖田はぞくりとする。
怖いからではない。
快感に近い感覚だった。
「ローションも今はねぇから……これで我慢してくれ」
「え…?」
土方は沖田を反対の向きにさせ、壁に手をつかせて露わになった後孔を舌でねっとり舐めあげた。
「ぁっ……」
ぬるぬるした舌で濃密に蕾を舐めた後、つぷりと土方は舌を差し入れた。
ひくんっと蕾が収縮したのが分かる。
そのまま執拗に土方は蕾の中を舌で堪能した。何分もその愛撫に時間を費やした。
「ふぁ…、ん、ん!ひ、じか……もう…」
(もう挿れてっ……)
ちらりと沖田を一瞥し、内壁をぬちゃりともう一舐めした後、舌を差し抜いた。
「はぁっ……!」
抜かれた感触にぞくりと感じ、熱い吐息を沖田は漏らした。
やっと繋がれると思った沖田だったがその思いはあっけなく土方によって打ち砕かれる。舌の愛撫によって蕩けた蕾に今度は指を差し入れられたのだ。
舌とはまた違う感覚に沖田は背をのけ反らせた。
「あぅっ……な、んで!」
「痛くしたくねぇんだよ…思いっきり解すしかねぇだろが」
指を2本増やされ、合計3本でぐちゅぐちゅと中を掻き回される。一度達して萎えていた花芯は、再度反り返っていた。
土方は探るように手をバラバラに動かし、しこりのようなものを見つけ、そこを強く刺激してやった。
「ああぁっ…!ン、ンぅ……っ」
格が違う快感にびくびくと痙攣し、眼からは涙が流れ落ちていく。さらに強く前立腺ばかり攻め立てられ、先走りがとろ、とろりと溢れ出た。
「もっ……やだぁ…」
「……っ痛いよりいいだろ」
(あ…ぶっ飛びそ…)
「もう…とーしろのっ……ぁ、んッ……ほしい…っ」
ぶちりと。
理性の糸が切れた音がした。