Free! #淫乱属性



遙くんには、たくさんの才能がある。
そして僕は知っている。数ある才能の中でも「エッチな才能」が一番輝いてるって。
だから僕にもその才能の片鱗を見せてくれよ。
「ん、んーーー!」
ガムテープだとムードは出るけれど、あまりにも剥がす時いたいだろうと考えて、粘着力の低いマスキングテープを口元に貼り付けてあげる。うん、これだけでも十分やらしいんだけど。
んー、とか、ふー、とか言ってる遙くんの目がキッと僕を睨め付ける。その強気な態度に僕はゾクゾクとした快感を感じるのだ。
「ねえ、遙くん分かってるの?」
ツツ、とのど仏をなぞる。瞬間、びくりと身体が、瞳が一瞬だけ震えた。遙くんは後ろ手に腕を拘束されて、足枷をはめさせられている。
「君、こんな状況でもまだ抵抗するんだね。ナニされるのかおおよそ見当がついているのかな?」
優しくマスキングテープを剥がせば、思いのほか意志の強い声で、遙くんはこういった。
「俺はおまえに犯されても泣いたりしないし、屈したりしない。…後で覚えとけよ」
「そっちこそ、覚えておいてね。君は僕に犯される。でも泣かない。屈しない。それが達成出来るといいねえ」

「…変態。」
洋服を脱がすのが案外手間取った。遙くんを拉致した時、彼はランニング中だったから、上下ジャージだし、これは上をたくし上げて下をぎりぎりまで下げるしかない。何とも情けない格好になった遙くんは、僕を罵る事で自尊心を保っているようだった。
遙くんとはじめてのキスを交わそうとしたとき、僕はふといい考えを思いついた。
「ねえ、遙くん」
「……なんだ?」
「遙くんがさっきの宣言通りに行かなかったら、僕、遙くんのファーストキスもらっていい?」
「…!?いいぜ、どうせそんなときは来ないからな」
そう約束をした僕らは、ほとんど合意のもと、セックスを始めた。同意の上での強姦って、一体なんなんだろう。なんか、矛盾してるね。

あらわになった遙くんの半裸体は、均等に筋肉のついた、美しい身体だった。中肉中背の僕からしたら本当にうらやましいくらい。触ってみるとすべっとしていて若さを感じた。時折「ん、」と漏れる声と相まって僕のおちんちんはもう完全に腹にくっ付いてしまっていて、早く入れたいと涙を流していた。
「遙くんのお肌、すべすべだねえ。ここも、ピンクですっごく綺麗…」
「…ふぁ…!?、……ん、んん」
感度も良好らしい乳首は、薄桃色でピンと立ち上がっていて、存在を主張している。
はじめに声を上げてしまった事が恥ずかしかったのか、唇を噛んで必死に我慢する様もたまらなくそそる。
ああ、やっぱり遙くんにはエッチな才能があるよ!
摘んだり、なぞったり、吸い付いたり、ピンッと弾いたり、暫く嬲っていると遙くんは声を抑える事ができなくなっていた。
「あ、あー…ふ、ふぅ…はひ、は、ッ、」
それでも元が無口な所為か声は控えめで、少し面白くない。
ふと下肢を見てみると、遙くんのボクサーパンツはぐっしょりとカウパーで濡れていた。
「はるかくん」
「…ッ!」
視線に気付いたのであろう遙くんが、ばつが悪そうな顔でうつむく。このまま行くと、泣かせるのも屈するのも存外簡単そうだと思った。
「ここ、なんでこんなにびしょびしょなの?お漏らししちゃった?じゃあ、おぱんつぬぎぬぎする?」
「ちが…ッ!」
「じゃあ、どうしてこんなに濡れているの?」
く、と喉がなる。遙くんは自分が漏らしたと言う嘘を僕に言われるのも、自分から感じてました、というのも嫌なようだった。
「…きもち、よかった、から…」
ぼそりと言ってくれたけどこんなんじゃ許さないよ。
「もう一回。はっきり言おうね。」
乳首への愛撫を再開させながら、僕は強く遙くんを追いつめていく。
「気持ちよくてッ!こんなに、びしょびしょになった…!ふぁ…そこ、やめろ!」
拘束している四肢が激しく動く。本気で快感に狂ってしまいそうなんだろう。
遙くんは半泣きで、もう許してくれと僕に何度も何度も頼み込んだ。
それを無視して僕は乳首をかみながら(彼はこれが一番好きらしかった)下肢に手を伸ばした。
「やめろ、そこだけは…駄目、ぁ、あー…」
思考回路はほとんど働いていないのだろう。やめろと拒否する事と、喘ぐ事しかできてない。もう約束は破られ、宣言したものの遙くんの顔は涙でびっしょり濡れている。
ぱんつを脱がして遙くんのおちんちんとご対面した時、率直な感想は、こっちもピンクでキレイ、だった。
使い込まれていないであろう色、大きさは平均的だけど細長いようにも感じる。
それを僕は優しく扱いて絶頂までたどり着かせてやった。
「あ、あああー…あふ、あひぃ…きもひ…」
そしてローションと、そのたった今吐き出した精液をまぜまぜしてから尻穴に一本突っ込んでみた。
「おお…」
「やめろ!たのむ…やめてくれよぉ…」
内壁は熱く、一本の指だと言うのに激しく締め付けてくる。これは処女に違いなかった。
ぐすん、ぐしゅん、と鼻水を流す音まで聞こえてくる始末で、ちょっと可哀想に…ならなかった。全く。
そのまま、1本ずつ、なじんだら指を増やしという作業を繰り返し、ようやく三本の指がゆるゆると貼るようになる頃には、遙くんは弱々しく「許してくれ」と請うから、これはもう屈したと言う事にして、ディープなキスを送ってやった。
「…ふぁ…ぐす、たすけ、て…ゆるして…くれ…」
ヒタリと僕の、自慢じゃないけど太く長いおちんちんを遙くんのすぼみにすりつける。
「や、や、や…や、ぁ、あああああああ…!」
その瞬間、ビュルリと2度目の射精をした遙くんは、身体を反らした後、ぐったりと前に倒れ込んでしまったから、あわてて抱きかかえる。
もう意識は飛んでいるのか、喘ぎに喘いで、自らきすなんてものもしてきた。ド淫乱じゃないか!正義だよ!
僕は僕で我慢していた分絶頂も早く、直ぐに遙くんの中にびゅーびゅーと精液をぶち込んだ。
その時震えたのが、すっごく可愛かった。

「…あ?」
「あ、遙くん起きた?昨日は無理させちゃってごめんね。明日は学校でしょ?ゆっくり休んで学校に行くんだよ?」
「おい、」
「なあに?」
「また、しよう」
遙くんは淫靡な笑みを浮かべながらそう言った。



淫乱属性。




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